本格的な夏を前に、ペットボトルでコバエを捕まえる「コバエホイホイ」がSNS上で注目を集めている。ペットボトルに穴を開け、底に麺つゆや酢、台所用洗剤などを混ぜて、気になる場所に置いておくだけ。実際に試した投稿者は「2日間で20匹以上入っていました。グロいほど捕れます」とおすすめする。
【連続写真】作り方は簡単!ペットボトルで作ります
投稿したのは、X名・ハコペンさん(@hakoppen2018)。毎年夏前になると、レタスなどの生ごみにコバエが発生し、困っていた。これまでは殺虫剤を使っていたが、効果が一時的で、スプレーを吸い込んだり、食器や調理器具にかかったりする恐れもあり、使うことにためらいがあったという。
そんな時、愛知工科大学のホームページで手作りコバエホイホイを発見し、アレンジして作った。作り方は簡単。500mlのペットボトルの中央下付近2カ所にX状の切り込みを入れ、切り口を奥に押し込んでハエの足場を作る匂いを伝えやすくするため、半分より下の1~3cmの間にピンや針を使って10カ所ほど小さな穴を開けるJ甞猶奸つゆ大さじ1.5、酒大さじ1、酢大さじ1、台所用洗剤数滴、水少々)を作り、底2センチに入れる―だけ。
ハコペンさんは△肋覆い燭、効果は絶大で、「飛んでいるコバエ2匹ほどが気になっていただけなのに、20匹ほど入っていて、気付いているよりも多くいるのだと驚きました。人体への影響を気にしなくていいし、手軽に駆除できるのが魅力です」と話す。
愛知工科大学によると、ホームページで10年ほど前から何度もコバエホイホイを紹介しているのは、事務局の河合武明さん(53)。自宅にアヒルを庭で飼っており、ハエがたくさん集まることからネットで調べて作り始めたという。最初は、水に臭いが出る刺身の切れ端や魚の内臓などを入れて、コバエが溺れ死ぬ仕組みを作った。その後、エサや足場の改良を重ねて、今の形に落ち着いたという。
河合さんは「24時間後に20匹、48時間後に60匹、68時間後には100匹ほどのコバエを捕獲しました。殺菌力のある洗剤を入れ過ぎるとコバエが寄り付かなくなるので、最初は入れずに効果を測ってみるといいと思います」と話した。
(まいどなニュース・山脇 未菜美)