自民党は「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」の第3回会合を開き、政府の有識者会議が皇族確保策として提示した案のうち、「養子縁組を可能とし、皇統に属する男系の男子を皇族とする」案について、「方策として有効なもの」との認識で概ね一致し、賛同する方向を確認した。
有識者会議が示したもう1つの「女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する」案も、前回の会合で概ね理解されたのに加え、有識者会議が2案に加えて示した「皇統に属する男系の男子を法律により直接皇族とする」案についても、きょうの会合で前記の2案を実施しても問題が生じた場合の手段として概ね了承した。
これにより、政府の有識者会議の提言に、全体として概ね賛同した形となる。
懇談会は次回の会合で、改めて政府案の全体を通して議論した上で、結論を速やかに取りまとめる方針だ。