アメリカを国賓待遇で訪問中の岸田首相は、ワシントン市内のシーフードレストランで、裕子夫人と共に、バイデン大統領夫妻との少人数での夕食会に出席した。
夕食会で両首脳夫妻は、これまでの思い出や家族、趣味、日課などについて会話を交わし、打ち解けた雰囲気の中で親睦と個人的信頼関係を深めたという。
レストランへの道中は両首脳同士、夫人同士がそれぞれ同じ車に乗って向かい、バイデン大統領は車内で岸田首相と撮影した写真をSNSに投稿した。
夕食会に先立って岸田首相夫妻はホワイトハウスでバイデン大統領夫妻の出迎えを受け、両首脳は笑顔で握手し、夫人同士も笑顔でハグを行った。
ホワイトハウス内を案内される中で、岸田首相はバイデン大統領に対して輪島塗のコーヒーカップとボールペン、沖縄県産コーヒー豆、任天堂のマリオ関連グッズなどをお土産として贈った。
岸田首相はバイデン大統領夫妻に対し輪島塗の特色を紹介しながら、地震で被災した能登の伝統工芸品である輪島塗の若手職人に、今回のため特別に100以上の工程を経て、心を込めて製作してもらったものだと説明した。
岸田裕子夫人からジル夫人に対しても高岡銅器のアクセサリーを贈り、バイデン大統領夫妻からも岸田首相夫妻に記念の品が贈られた。
また、両首脳夫妻はJAXAとトヨタが研究開発中の月面与圧ローバの模型とともに写真撮影を行い、アルテミス計画への日本の貢献に対する期待とその重要性を確認した。