10日早朝、福岡市で自転車の女性が左折中の車にはねられ死亡しました。警察は車を運転していた74歳の男性医師を逮捕し、その後、逃走の恐れがないとして釈放しました。任意の捜査で当時の状況を調べています。
10日午前5時すぎ、福岡市東区名島の交差点で、左折していた乗用車が、道路を横断中の自転車をはねました。警察によりますと、自転車に乗っていた女性が頭を強く打つなどして病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。
警察は、車を運転していた福岡市東区の74歳の男性医師を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕し、その後、逃走の恐れがないとして釈放しました。警察の調べに対し「間違いありません」と話し、容疑を認めているということです。その後の調べで、死亡したのは福岡市東区の福田弘子さん(77)と分かりました。警察は容疑を過失運転致死に切り替え、任意の捜査で事故の詳しい状況を調べる方針です。
また、佐賀県唐津市ではことし2月、酒を飲んで軽乗用車を運転中に信号に衝突し、助手席の28歳の女性を死亡させた疑いで、吉田真大容疑者(28)が10日、逮捕されました。
吉田容疑者は事故後、車と女性をその場に残し、逃走していました。警察の調べに対し「事故を起こしたことは間違いないが、酒を飲んで運転していないし、逃げたつもりもない」と話し、容疑を否認しています。
車は大破し、事故の直後に通りかかった男性が通報しました。この男性が「男性と女性がいたが、男性がいつのまにかいなくなっていた」と話したことから、警察が捜査していました。その後の捜査で、吉田容疑者が運転していたことと運転前に飲食店で酒を飲んでいたことが分かったとして、10日、逮捕したものです。