散歩中の60歳代の女性が猟犬にかまれて重傷を負った事件で、三重県の伊勢区検は5日、飼い主の男(67)を業務上過失傷害罪で伊勢簡裁に略式起訴したと発表した。
昨年12月20日付。伊勢簡裁は同27日、罰金50万円の略式命令を出した。
起訴状などによると、男は昨年4月9日、度会町の空き地で猪などを追わせるために猟犬5頭を放ち、猟犬の位置を十分把握しないまま狩猟を継続。うち4頭が散歩中の女性の頭部などにかみつき、全治半年の重傷を負わせたとされる。付近には舗装された林道や家屋があり、通行人に危害を与える可能性がある状況だったとしている。
一方、津地検伊勢支部は、鳥獣保護法違反の疑いについては不起訴(起訴猶予)とした。昨年12月20日付。