三重県議会予算決算常任委員会で8日、質疑に立った新政みえの平畑武県議(69)が、女子高校生の容姿について「完璧な100点だ」などと言及した。その後に質問に立った同僚県議が「子どもたちの間で、ルッキズム(外見至上主義)にとらわれている実態がある。訂正したい」と苦言を呈する一幕があった。
【写真で振り返り】政治家の失言・問題発言 平畑県議は質問に入る前に、11月に多気町であった伊勢茶のイベントで県立高校生が作った菓子を話題にし、「女子生徒が作ったスイーツが非常においしかった。またその女性もきれいな2人で、完璧な100点だなと思った。味も含めて」と発言した。

これに対して、次に質疑に立った小島智子県議(62)が冒頭、「高校生をかわいいとおっしゃったのは訂正したい」と切り出し、「子どもたちの間では顔立ちや背格好にとらわれている実態がある。それを払拭(ふっしょく)するために、三重県政では動いていかないといけない。外見への評価が子どもを追い込むことがあり得る」といさめた。 平畑県議は毎日新聞の取材に、「スイーツについて100点と言ったつもりだった。容姿について触れたのは失敗だった」と釈明した。【寺原多恵子】
平畑県議は質問に入る前に、11月に多気町であった伊勢茶のイベントで県立高校生が作った菓子を話題にし、「女子生徒が作ったスイーツが非常においしかった。またその女性もきれいな2人で、完璧な100点だなと思った。味も含めて」と発言した。
これに対して、次に質疑に立った小島智子県議(62)が冒頭、「高校生をかわいいとおっしゃったのは訂正したい」と切り出し、「子どもたちの間では顔立ちや背格好にとらわれている実態がある。それを払拭(ふっしょく)するために、三重県政では動いていかないといけない。外見への評価が子どもを追い込むことがあり得る」といさめた。
平畑県議は毎日新聞の取材に、「スイーツについて100点と言ったつもりだった。容姿について触れたのは失敗だった」と釈明した。【寺原多恵子】