ベトナムからゴルフクラブのヘッドに偽装した金塊を無許可で輸入しようとしたとして、広島県警は8日、神戸税関と合同でベトナム国籍の自称自動車販売業の男(32)を関税法違反(無許可輸入未遂)の疑いで逮捕したと発表した。
男は「金を持ち込む時に、申告しないといけないとは知らなかった」と否認しているという。
発表では、男は11月15日、広島空港(三原市)の入国検査場で、ゴルフクラブ6本のヘッドに偽装した金塊計約3・5キロ(3200万円相当)をゴルフバッグに隠して密輸しようとした疑い。空港の税関職員が検査で見つけ、クラブのヘッドは銀色にコーティングされていたという。11月18日に逮捕した。
海外から国内に金塊を持ち込む場合、税関で消費税を納めることが義務付けられている。県警は、男が納税を逃れようとしたとみて調べる。