女子中学生に現金を渡してみだらな行為をしたとして、神奈川県警が児童買春・ポルノ禁止法違反(児童買春)の疑いで、小田原市消防本部に勤務する30代の男性職員を6月に書類送検していたことが26日までに分かった。同市は消防職員の摘発を把握しているが、現在も公表していない。
書類送検容疑は、今年4月23日、横浜市内のホテルで、同市港南区の中学2年生の少女(13)に、現金を渡してみだらな行為をした、としている。
複数の関係者によると、男性は1月に出会い系アプリに登録し、4月に少女と知り合った。男性は6月に勤務関係先から警官に同行を求められ、市も捜査の事実を認識したという。
市や市消防本部は神奈川新聞社の取材に対し、調査内容や今後の処分について明らかにしていない。市消防本部は「職員としてあるまじき行為。隠ぺいしているつもりはない。必要な手続きを終えておらず現時点では公表はできない」と説明している。