一見、穏やかそうな動物のようにも見えるニホンジカですが、島根・飯南町で、その“シカ”が人を襲った可能性のある事故が起きました。島根県・中山間地域研究センター 松尾和巳所長(26日)「職員が亡くなるという重大な事故が起きてしまったということで、重く受け止めて」ニホンジカがいるおりの中で、施設の職員が死亡したのです。警察によると25日正午過ぎ、島根県のシカの研究施設の職員・藤原悟さん(64)がおりの中で服が複数箇所破れ、全身に傷がある状態で発見されました。10年間、飼育を担当し続けたベテランだったということです。

島根県・中山間地域研究センター 松尾和巳所長「これまでは、長年やってきていて格別の危険な事案になったことはなく、厳しい対策をとらなければいけないということでやってきていなかった」 ◇9月に東京都内などでも、たびたび目撃されていたシカ。実は今の時期、注意が必要だといいます。茨城・日立市の「日立市かみね動物園」では、こんな対策がとられていました。ニホンジカを担当する飼育員 山内直朗さん「お互い安全に暮らすため、ツノを切ってしまうんですけど」シカは、繁殖期である今の時期は気性が荒くなるといい、オス同士がけんかすることが増えるといいます。そのため、毎年10月ごろには安全対策のため、ツノを切っているということです。人間に危害を加えることはめったにないといいますが――ニホンジカを担当する飼育員 山内直朗さん「先端がすごく鋭いので、あれはちょっと脅威なのと、力もすごく強いので、ツノで突進とかされてきたら、相当危険だと思います」事故があった島根県は、死因など状況の詳細がわかり次第、対策を検討するということです。
一見、穏やかそうな動物のようにも見えるニホンジカですが、島根・飯南町で、その“シカ”が人を襲った可能性のある事故が起きました。
島根県・中山間地域研究センター 松尾和巳所長(26日)「職員が亡くなるという重大な事故が起きてしまったということで、重く受け止めて」
ニホンジカがいるおりの中で、施設の職員が死亡したのです。
警察によると25日正午過ぎ、島根県のシカの研究施設の職員・藤原悟さん(64)がおりの中で服が複数箇所破れ、全身に傷がある状態で発見されました。10年間、飼育を担当し続けたベテランだったということです。
島根県・中山間地域研究センター 松尾和巳所長「これまでは、長年やってきていて格別の危険な事案になったことはなく、厳しい対策をとらなければいけないということでやってきていなかった」

9月に東京都内などでも、たびたび目撃されていたシカ。実は今の時期、注意が必要だといいます。茨城・日立市の「日立市かみね動物園」では、こんな対策がとられていました。
ニホンジカを担当する飼育員 山内直朗さん「お互い安全に暮らすため、ツノを切ってしまうんですけど」
シカは、繁殖期である今の時期は気性が荒くなるといい、オス同士がけんかすることが増えるといいます。そのため、毎年10月ごろには安全対策のため、ツノを切っているということです。
人間に危害を加えることはめったにないといいますが――
ニホンジカを担当する飼育員 山内直朗さん「先端がすごく鋭いので、あれはちょっと脅威なのと、力もすごく強いので、ツノで突進とかされてきたら、相当危険だと思います」