静岡県内の学校で9月27日、生徒44人が校内のエレベーターに30分近く閉じ込められるトラブルがあり、このうち2人が体調不良で救急搬送されていたことがわかった。
消費者庁が発表した。
トラブルがあった静岡市内の学校によると、高校3年の男子生徒ら44人が集会に参加するため定員30人のエレベーターに乗り、1階で扉が開かなくなった。重量超過を知らせるブザーは鳴らなかったが、扉が閉まった後で正常に機能しなくなったという。
通報を受けて駆けつけた救急隊が扉を開けたが、男子生徒2人が吐き気などの体調不良を訴えた。2人はその後、回復している。
生徒らは集会に遅れないよう急いでいたという。同校は「定員オーバーは命にかかわることでもあり、啓発に努めている」としている。