小学3年生以下の子供を自宅に放置することなどを禁止する埼玉県虐待禁止条例の改正案について、県議会に議員提案していた自民党県議団は10日、議案を取り下げる方針を決めた。田村琢実・自民党県議団長が同日記者会見し、発表した。県民などから「生活実態からかけ離れている」などの批判が相次いでいた。
【図解】「子どもの放置」にあたるとされる例 改正案は、保護者らが子供を住居に残したまま外出することなどを禁じる内容だった。罰則は盛り込まれなかったが、虐待が疑われる児童を発見した場合、速やかに通報しなければならないとした。 また、自民県議団は子供だけの登下校や、子供が未成年のきょうだいと一緒に自宅にいても放置に当たる、などと説明していた。【鷲頭彰子、岡礼子】
改正案は、保護者らが子供を住居に残したまま外出することなどを禁じる内容だった。罰則は盛り込まれなかったが、虐待が疑われる児童を発見した場合、速やかに通報しなければならないとした。
また、自民県議団は子供だけの登下校や、子供が未成年のきょうだいと一緒に自宅にいても放置に当たる、などと説明していた。【鷲頭彰子、岡礼子】