きのう、JR仙台駅の東北新幹線で薬品が漏れ、6人がけがなどをした事故で、専門家は「現場の状況から濃い硫酸の可能性が高い」との見方を示しています。
この事故は、きのう正午ごろ、仙台駅の東北新幹線の車内で薬品が漏れ、5歳の男の子を含む4人がやけどのけがをしたほか、2人が体調不良を訴えたものです。
薬品は、地質調査会社に勤務する40代の男性が仕事で使うため、かばんの中のペットボトルのような容器に入れて持ち歩いていました。
薬品に詳しい東北医科薬科大学の吉村祐一教授はJNNの取材に対し、「服がぼろぼろになっている上、やけどをしている状況から濃い硫酸の可能性が高い」との見方を示しています。
消防による初期の調査で、薬品からは「酸性」の成分が検出されていたことがわかっていて警察が鑑定を急いでます。