今月中旬、三重県桑名市の遊園地「ナガシマスパーランド」でジェットコースター「スチールドラゴン2000」の上昇中に停電があり、頂上付近で緊急停止する騒動があった。乗客は高さ97メートルで乗ったまま待機し、10分後に運転が再開され、けが人はいなかった。
最近、世界中で乗り物のトラブルが起きている。ブラジル・オリンダ市の遊園地にある、空中でブランコが高速回転する「ウェーブ・スインガー」で事故があった。ブラジルメディア「g1」によると、22日、高速回転中にブランコが外れて34歳の女性がブランコごと投げ出された。外傷性脳損傷となり集中治療室で治療が行われている。遊園地は閉鎖された。
カナダのCBCニュースによると、オンタリオ州の遊園地で23日、スイング型の乗り物「ランバージャック」が頂点で30分ほど停止。乗客は逆さになったまま待機。子供も乗っており、嘔吐する乗客もいた。再び動き出したが、すぐに降りることはできず、アトラクション終了まで乗るはめになったという。この様子は動画で撮影され、TikTokで拡散し、世界中で報道された。
インドのグジャラート州ドワールカー市では、先日行われたカーニバルで、「観覧車」に乗っていた女性の長い髪が約8メートル地点でローターシャフトに巻き込まれた。体は観覧車内にあるのに髪はシャフトに巻き込まれて、宙づり、もしくは髪ごと頭皮がはがれそうになった。スタッフが観覧車を緊急停止し、地元男性たちがシャフトをよじ登り、髪の毛を切って助かった。
ほかにもフランスで逆バンジーできる「スリングショット」に乗った10代男性が時速120キロで55メートルから放り出され死亡。スウェーデンの「ジェットコースター」が時速100キロで脱線し女性が死亡している。一体、世界の遊園地で何が起きているというのか。