作家の百田尚樹氏が26日、ABEMA TVのニュース番組「AbemaPrime」に生出演し、来月に旗揚げする新党「日本保守党」の結党経緯や方向性について明かした。 日本保守党を立ち上げの経緯を百田氏は「安倍(晋三)さんが亡くなってから、自民党の発言、動きを見ているともうダメだと。ほかに支持する政党がない。自分が立つしかない。立てるしかないと思った」と振り返る。
新党構想を妻に披露し、「おカネもかかるから」と断られたらあきらめるところだったが、「いいんちゃうと言うから、ユーチューブで『やりまっせ』と。スーツに着替えて、本気やぞ」。
今月、開設したX(旧ツイッター)のアカウントは27万のフォロワーを集め、既成政党ではそれまでトップだった自民党の約25万を超え、旗揚げ前の段階から大きな話題となっている。
百田氏は「(保守党は)政権与党は取れません。まず無理です。じゃあなぜするのか。いずれこのままでは日本はダメだと思っている。座して死を待つのか。たとえ負けるにしても何かやりたい。頑張って、5年、せめて10年頑張れば私の後を継いでくれる者が出てくれるかもしれない。やらなければ5年先もない」と訴えた。 一番盛り上がったのは、次期衆院選で躍進する気配を見せている日本維新の会に百田氏が言及した時だった。
「最初、維新のファンだった。大阪生まれですから頑張ってくれと。応援にも行きましたが、途中からちょっと違うなと。言ってもいいかな。私は維新、嫌いです。辞めた代表の橋下(徹元大阪府知事)は特に大嫌いです。何度もケンカしてるんで」と天敵の橋下氏の名前を挙げて、笑わせていた。