「マイナポイント」の申請期限が9月30日までになっています。こうした中、ポイントの申請を騙る“詐欺メール”が横行しています。被害を防ぐには?解説です。【写真を見る】マイナポイントめぐる“詐欺メール”横行 期限迫る中「焦って入力してしまった」 総務省が注意呼びかけ【Nスタ解説】マイナポイント申請者の使い道と、まだ申請していない人の言い分は?締め切りまで残り3日となったマイナポイントの申請。(9月27日時点)申請をすでに済ませたか、街の人に聞いてみました。申請した人「子どものお祝いをもらったので、そのお返しで使っちゃいました」「物価の高騰につられて、やっぱり出費も出るので、オムツとかそういうのでなくなりました」

申請していない人「(ポイント申請)いや、知らないです」Q.自分のポイントになるが特に必要ない?「よく知らないので…」「私はお金の問題ではなくて、あまり信用していないので。自分の情報がどこかで、となるのがやっぱり怖い」マイナポイントを受け取れるのは、2023年2月末までにマイナカードの取得申請をした人。決済サービスの利用や、健康保険証の登録と銀行口座との紐付けで、あわせて最大2万円分のマイナポイントを受け取る権利がありますが、ここで落とし穴が…。約2000万人がポイントを受け取っていない なぜ?カードを申請しただけでは、ポイントは受け取れません。9月末までに、ポイントの受け取り作業が別途必要なのです。総務省によりますと、受け取り対象者のうち2000万人近くがまだポイントを受け取っていないということです。申請していない人「あれって、スマホ持っていないとダメなんでしょ?最近やっとスマホに替えたばかりで、まだ電話の受け取り方もわからない状態です」申請をサポートする窓口を設置する自治体も。東京都狛江市市民生活部市民課杉田剛課長「今日(27日)は窓口を増設している形で、特に今週に関しては多く市民が来ておりますので、増設して3か所でやっています」東京・狛江市では9月に入り、申請サポートを受けにくる人が3倍近くに急増したといいます。東京都狛江市 市民生活部市民課杉田剛課長「デジタルにちょっと不自由で、サポートしてもらいながらマイナポイントを取得したいという方が多いと思います」相次ぐマイナポイントの詐欺メール、実はツッコミどころ満載!?上村彩子キャスター:マイナカードの取得者に対して、最大2万円分のポイントが付与されるマイナポイントですが、下記に当てはまる人はまだ申請が間に合います。(9月27日時点)まず、2023年2月末までにマイナカードを申請している必要があります。そのうえで、すでに取得済みの方、そして9月末までに受け取りに行ける方が対象。つまり、手元にマイナカードがある必要があります。しかし3月以降に申請をしたり、9月末までに受け取れず、10月以降に受け取りという方には、今回はポイントは付与されません。このマイナポイントを巡っては今、詐欺メールが横行しています。総務省が「詐欺にご注意ください!」と注意を呼びかけていますが、偽のメールでポイント申請を促して、クレジットカード番号や個人情報をだまし取ろうとする手口です。マイナポイント詐欺に関する報告件数は、9月だけでも2657件に上っているということです。では実際に、どういうメールが来るのでしょうか。9月11日に実際に届いたメールです。マイナポイントのロゴも入っています。違和感を覚えたのが「2,0000ポイント」「2023年09月31日まで」というところですが、違和感に気づきますか?井上貴博キャスター:ああ、存在しない日になっているということですね?ホラン千秋キャスター:それもそうだし、コンマの位置が…。上村キャスター:「09月31日まで」という存在しない日付になっている。さらにはコンマの位置が、千の位のところにあるべきなのが、一つずれてしまっていますね(正しい表記は「20,000ポイント」)。そしてもう一つ、「マイナポイントの申し込み方法です?」という文字のところ。最後に不思議な「?」(クエスチョンマーク)が、不自然なところについている。さらに、送り主にも不自然な点がありました。「マイナポイント事務局」とありますが、@(アットマーク)以下のところに「rikunabi」という文字があり、総務省からのはずなのに、なぜリクナビと入っているんだろう?と不思議に思ったそうです。詐欺メールに引っかかってしまった人も…“焦らせる手法”に要注意!上村キャスター:9月22日に、30代の男性のもとに届いたメールです。ロゴも入っていますが、「20,000ポイント」というところは修正されて、コンマの位置も戻っています。さらには日付も「2023年09月22日まで」という、実在する日になっていますね。そして「マイナポイントの申し込み方法です?」の最後のクエスチョンマークはそのままになっていましたが、この男性、そのままクリックしてしまったのです。「保有ポイントを見る」というところをクリックして名前、生年月日、電話番号などの個人情報の入力ページを進めてしまいます。さらにフォームが出てきて、カード番号や有効期限、セキュリティコードまで、情報の入力を進めてしまいます。この男性は「フォームが精巧な作りになっていた。さらには申請期限に焦ってしまった。貰えるもの(ポイント)は貰いたいという思いで入力をしてしまった」と言っていました。その後、身に覚えのない請求が届いたということで、因果関係などを含め、現在調査中だということです。ホランキャスター:この男性はそもそも、マイナポイントは申請していなかったんですか?上村キャスター:申請していませんでした。今回は期限もあるので急いでやってしまったということです。さらにはメールが届いたのが9月22日なのですが、ポイントの有効期限も9月22日までという記載があったので、余計に焦ってしまったということです。井上キャスター:詐欺グループは「期限を切ってもう時間がない、早く」と焦らせます。今回も、まさにその手法ですよね。ちょっと一拍置いてみるというのが必要なのかもしれないですね。上村キャスター:そして総務省は、このようにも注意を呼びかけています。メールやSMSでマイナポイント関連のサイトへ誘導することは絶対にありません。さらには、マイナンバーや金融機関の口座番号、口座の暗証番号、資産の情報、家族構成などの個人情報を伺うこともありません。通帳やキャッシュカードを確認すること、さらには金銭を要求したり、手数料の振込みを求めることも絶対にありません。さらにはそもそもこのようなメールは送らないので、届いた場合は、まずは開かない、さらには入力を進めないということを徹底していただきたいと思います。井上キャスター:メールが来た時点で絶対におかしいということですが、こうやって報道されると、報道されたものはもう使えないので、また次、どんどん手法が変わっていくということになりますね。ホランキャスター:本当にそれっぽい形で送られてくるので、「自分のために作られたしっかりとしたEメールなんだ」と思ってしまうところは、共感してしまいます。見抜くのは難しいだろうなと思います。
「マイナポイント」の申請期限が9月30日までになっています。こうした中、ポイントの申請を騙る“詐欺メール”が横行しています。被害を防ぐには?解説です。
【写真を見る】マイナポイントめぐる“詐欺メール”横行 期限迫る中「焦って入力してしまった」 総務省が注意呼びかけ【Nスタ解説】マイナポイント申請者の使い道と、まだ申請していない人の言い分は?締め切りまで残り3日となったマイナポイントの申請。(9月27日時点)申請をすでに済ませたか、街の人に聞いてみました。申請した人「子どものお祝いをもらったので、そのお返しで使っちゃいました」「物価の高騰につられて、やっぱり出費も出るので、オムツとかそういうのでなくなりました」

申請していない人「(ポイント申請)いや、知らないです」Q.自分のポイントになるが特に必要ない?「よく知らないので…」「私はお金の問題ではなくて、あまり信用していないので。自分の情報がどこかで、となるのがやっぱり怖い」マイナポイントを受け取れるのは、2023年2月末までにマイナカードの取得申請をした人。決済サービスの利用や、健康保険証の登録と銀行口座との紐付けで、あわせて最大2万円分のマイナポイントを受け取る権利がありますが、ここで落とし穴が…。約2000万人がポイントを受け取っていない なぜ?カードを申請しただけでは、ポイントは受け取れません。9月末までに、ポイントの受け取り作業が別途必要なのです。総務省によりますと、受け取り対象者のうち2000万人近くがまだポイントを受け取っていないということです。申請していない人「あれって、スマホ持っていないとダメなんでしょ?最近やっとスマホに替えたばかりで、まだ電話の受け取り方もわからない状態です」申請をサポートする窓口を設置する自治体も。東京都狛江市市民生活部市民課杉田剛課長「今日(27日)は窓口を増設している形で、特に今週に関しては多く市民が来ておりますので、増設して3か所でやっています」東京・狛江市では9月に入り、申請サポートを受けにくる人が3倍近くに急増したといいます。東京都狛江市 市民生活部市民課杉田剛課長「デジタルにちょっと不自由で、サポートしてもらいながらマイナポイントを取得したいという方が多いと思います」相次ぐマイナポイントの詐欺メール、実はツッコミどころ満載!?上村彩子キャスター:マイナカードの取得者に対して、最大2万円分のポイントが付与されるマイナポイントですが、下記に当てはまる人はまだ申請が間に合います。(9月27日時点)まず、2023年2月末までにマイナカードを申請している必要があります。そのうえで、すでに取得済みの方、そして9月末までに受け取りに行ける方が対象。つまり、手元にマイナカードがある必要があります。しかし3月以降に申請をしたり、9月末までに受け取れず、10月以降に受け取りという方には、今回はポイントは付与されません。このマイナポイントを巡っては今、詐欺メールが横行しています。総務省が「詐欺にご注意ください!」と注意を呼びかけていますが、偽のメールでポイント申請を促して、クレジットカード番号や個人情報をだまし取ろうとする手口です。マイナポイント詐欺に関する報告件数は、9月だけでも2657件に上っているということです。では実際に、どういうメールが来るのでしょうか。9月11日に実際に届いたメールです。マイナポイントのロゴも入っています。違和感を覚えたのが「2,0000ポイント」「2023年09月31日まで」というところですが、違和感に気づきますか?井上貴博キャスター:ああ、存在しない日になっているということですね?ホラン千秋キャスター:それもそうだし、コンマの位置が…。上村キャスター:「09月31日まで」という存在しない日付になっている。さらにはコンマの位置が、千の位のところにあるべきなのが、一つずれてしまっていますね(正しい表記は「20,000ポイント」)。そしてもう一つ、「マイナポイントの申し込み方法です?」という文字のところ。最後に不思議な「?」(クエスチョンマーク)が、不自然なところについている。さらに、送り主にも不自然な点がありました。「マイナポイント事務局」とありますが、@(アットマーク)以下のところに「rikunabi」という文字があり、総務省からのはずなのに、なぜリクナビと入っているんだろう?と不思議に思ったそうです。詐欺メールに引っかかってしまった人も…“焦らせる手法”に要注意!上村キャスター:9月22日に、30代の男性のもとに届いたメールです。ロゴも入っていますが、「20,000ポイント」というところは修正されて、コンマの位置も戻っています。さらには日付も「2023年09月22日まで」という、実在する日になっていますね。そして「マイナポイントの申し込み方法です?」の最後のクエスチョンマークはそのままになっていましたが、この男性、そのままクリックしてしまったのです。「保有ポイントを見る」というところをクリックして名前、生年月日、電話番号などの個人情報の入力ページを進めてしまいます。さらにフォームが出てきて、カード番号や有効期限、セキュリティコードまで、情報の入力を進めてしまいます。この男性は「フォームが精巧な作りになっていた。さらには申請期限に焦ってしまった。貰えるもの(ポイント)は貰いたいという思いで入力をしてしまった」と言っていました。その後、身に覚えのない請求が届いたということで、因果関係などを含め、現在調査中だということです。ホランキャスター:この男性はそもそも、マイナポイントは申請していなかったんですか?上村キャスター:申請していませんでした。今回は期限もあるので急いでやってしまったということです。さらにはメールが届いたのが9月22日なのですが、ポイントの有効期限も9月22日までという記載があったので、余計に焦ってしまったということです。井上キャスター:詐欺グループは「期限を切ってもう時間がない、早く」と焦らせます。今回も、まさにその手法ですよね。ちょっと一拍置いてみるというのが必要なのかもしれないですね。上村キャスター:そして総務省は、このようにも注意を呼びかけています。メールやSMSでマイナポイント関連のサイトへ誘導することは絶対にありません。さらには、マイナンバーや金融機関の口座番号、口座の暗証番号、資産の情報、家族構成などの個人情報を伺うこともありません。通帳やキャッシュカードを確認すること、さらには金銭を要求したり、手数料の振込みを求めることも絶対にありません。さらにはそもそもこのようなメールは送らないので、届いた場合は、まずは開かない、さらには入力を進めないということを徹底していただきたいと思います。井上キャスター:メールが来た時点で絶対におかしいということですが、こうやって報道されると、報道されたものはもう使えないので、また次、どんどん手法が変わっていくということになりますね。ホランキャスター:本当にそれっぽい形で送られてくるので、「自分のために作られたしっかりとしたEメールなんだ」と思ってしまうところは、共感してしまいます。見抜くのは難しいだろうなと思います。
締め切りまで残り3日となったマイナポイントの申請。(9月27日時点)申請をすでに済ませたか、街の人に聞いてみました。
申請した人「子どものお祝いをもらったので、そのお返しで使っちゃいました」
「物価の高騰につられて、やっぱり出費も出るので、オムツとかそういうのでなくなりました」
申請していない人「(ポイント申請)いや、知らないです」Q.自分のポイントになるが特に必要ない?「よく知らないので…」
「私はお金の問題ではなくて、あまり信用していないので。自分の情報がどこかで、となるのがやっぱり怖い」
マイナポイントを受け取れるのは、2023年2月末までにマイナカードの取得申請をした人。
決済サービスの利用や、健康保険証の登録と銀行口座との紐付けで、あわせて最大2万円分のマイナポイントを受け取る権利がありますが、ここで落とし穴が…。
カードを申請しただけでは、ポイントは受け取れません。9月末までに、ポイントの受け取り作業が別途必要なのです。
総務省によりますと、受け取り対象者のうち2000万人近くがまだポイントを受け取っていないということです。
申請していない人「あれって、スマホ持っていないとダメなんでしょ?最近やっとスマホに替えたばかりで、まだ電話の受け取り方もわからない状態です」
申請をサポートする窓口を設置する自治体も。
東京都狛江市市民生活部市民課杉田剛課長「今日(27日)は窓口を増設している形で、特に今週に関しては多く市民が来ておりますので、増設して3か所でやっています」
東京・狛江市では9月に入り、申請サポートを受けにくる人が3倍近くに急増したといいます。
東京都狛江市 市民生活部市民課杉田剛課長「デジタルにちょっと不自由で、サポートしてもらいながらマイナポイントを取得したいという方が多いと思います」
上村彩子キャスター:マイナカードの取得者に対して、最大2万円分のポイントが付与されるマイナポイントですが、下記に当てはまる人はまだ申請が間に合います。(9月27日時点)
まず、2023年2月末までにマイナカードを申請している必要があります。そのうえで、すでに取得済みの方、そして9月末までに受け取りに行ける方が対象。つまり、手元にマイナカードがある必要があります。
しかし3月以降に申請をしたり、9月末までに受け取れず、10月以降に受け取りという方には、今回はポイントは付与されません。
このマイナポイントを巡っては今、詐欺メールが横行しています。総務省が「詐欺にご注意ください!」と注意を呼びかけていますが、偽のメールでポイント申請を促して、クレジットカード番号や個人情報をだまし取ろうとする手口です。
マイナポイント詐欺に関する報告件数は、9月だけでも2657件に上っているということです。では実際に、どういうメールが来るのでしょうか。
9月11日に実際に届いたメールです。マイナポイントのロゴも入っています。違和感を覚えたのが「2,0000ポイント」「2023年09月31日まで」というところですが、違和感に気づきますか?
井上貴博キャスター:ああ、存在しない日になっているということですね?
ホラン千秋キャスター:それもそうだし、コンマの位置が…。
上村キャスター:「09月31日まで」という存在しない日付になっている。さらにはコンマの位置が、千の位のところにあるべきなのが、一つずれてしまっていますね(正しい表記は「20,000ポイント」)。
そしてもう一つ、「マイナポイントの申し込み方法です?」という文字のところ。最後に不思議な「?」(クエスチョンマーク)が、不自然なところについている。
さらに、送り主にも不自然な点がありました。
「マイナポイント事務局」とありますが、@(アットマーク)以下のところに「rikunabi」という文字があり、総務省からのはずなのに、なぜリクナビと入っているんだろう?と不思議に思ったそうです。
上村キャスター:9月22日に、30代の男性のもとに届いたメールです。ロゴも入っていますが、「20,000ポイント」というところは修正されて、コンマの位置も戻っています。さらには日付も「2023年09月22日まで」という、実在する日になっていますね。
そして「マイナポイントの申し込み方法です?」の最後のクエスチョンマークはそのままになっていましたが、この男性、そのままクリックしてしまったのです。
「保有ポイントを見る」というところをクリックして名前、生年月日、電話番号などの個人情報の入力ページを進めてしまいます。さらにフォームが出てきて、カード番号や有効期限、セキュリティコードまで、情報の入力を進めてしまいます。
この男性は「フォームが精巧な作りになっていた。さらには申請期限に焦ってしまった。貰えるもの(ポイント)は貰いたいという思いで入力をしてしまった」と言っていました。
その後、身に覚えのない請求が届いたということで、因果関係などを含め、現在調査中だということです。
ホランキャスター:この男性はそもそも、マイナポイントは申請していなかったんですか?
上村キャスター:申請していませんでした。今回は期限もあるので急いでやってしまったということです。さらにはメールが届いたのが9月22日なのですが、ポイントの有効期限も9月22日までという記載があったので、余計に焦ってしまったということです。
井上キャスター:詐欺グループは「期限を切ってもう時間がない、早く」と焦らせます。今回も、まさにその手法ですよね。ちょっと一拍置いてみるというのが必要なのかもしれないですね。
上村キャスター:そして総務省は、このようにも注意を呼びかけています。
メールやSMSでマイナポイント関連のサイトへ誘導することは絶対にありません。さらには、マイナンバーや金融機関の口座番号、口座の暗証番号、資産の情報、家族構成などの個人情報を伺うこともありません。通帳やキャッシュカードを確認すること、さらには金銭を要求したり、手数料の振込みを求めることも絶対にありません。
さらにはそもそもこのようなメールは送らないので、届いた場合は、まずは開かない、さらには入力を進めないということを徹底していただきたいと思います。
井上キャスター:メールが来た時点で絶対におかしいということですが、こうやって報道されると、報道されたものはもう使えないので、また次、どんどん手法が変わっていくということになりますね。