電子レンジで食品を温める時、“ラップをする・しない”は、どのように判断しているだろうか?生活用品メーカー「ライオン」が運営する生活情報Webメディア「Lidea(リディア)」のインスタグラムへの投稿で、この判断基準を示してくれている。「電子レンジのタイプとあたためのコツ」というタイトルの4月21日の投稿で、「『ラップ』って、本当に必要?」という項目の中で、まずは電子レンジを使うときのラップの役割は主に3つと紹介。

・熱が逃げるのを防いで、あたたまりやすくする・食品の飛び散りを防ぐ・水分蒸発が多い食品の乾燥を防ぐそのうえで、「ラップをする・しない時のポイント」が示されている。【ラップをする】<水分を逃さず、しっとり仕上げたいもの>・蒸し物・冷凍した食品・冷凍ごはん<はじけやすい、はねやすいもの>・タレのかかった食品・煮魚・カレーやシチュー・肉じゃがなどの煮物・野菜炒め、焼きそば・ハンバーグ など【ラップをしない】<水分を逃して、カラッと仕上げたいもの>・焼き魚・天ぷら、フライ・焼き鳥やうなぎの蒲焼(オーブンシートでくるむのがおすすめ)<十分に水分のある食品>・ごはん・みそ汁、スープ(コーンやアサリの身が入ったものはラップ) などこの判断基準の理由やラップのかけ方などをライオンの担当者に詳しく聞いた。ラップをする時の理由とかけ方――インスタグラムに【電子レンジのタイプとあたためのコツ】という投稿をした理由は?新生活、自炊生活がスタートする、この時期、まず活躍するのが「電子レンジ」です。ところが、意外と正しい使い方を知らない方も多く、「電子レンジの中で食材が破裂した」など、失敗してしまうこともあるので、基本を伝えるために投稿しました。――「水分を逃さず、しっとり仕上げたいもの」にラップをする理由やラップのかけ方は?食材を温める際に食材の中の水分が水蒸気となり、外に放出されてしまうため、その水蒸気を逃がさないようにラップをします。ラップは食品に沿わせるくらい、ゆったりとかけます。ピタッとかけておくと、蒸気の圧力で裂け、高温の食材が飛び散る危険性もあります。また、逆に、加熱終了時に急速に冷えた水蒸気によって、ラップがへこんで容器や食材に貼り付いたような状態になり、ラップを外すときに危険です。――「はじけやすい・はねやすいもの」にラップをする理由やラップのかけ方は?電子レンジ内の掃除が大変になるので、ラップをして、はねなどを防ぎます。電子レンジ内の汚れを放置すると、焦げるだけでなく、場合によっては発火の原因にもなります。ラップのかけ方は、上記と同じです。ラップをしない理由と温める時のコツ――「水分を逃して、カラッと仕上げたいもの」にラップをしない理由は?ラップをかけると水蒸気がこもってベタっとしてしまうので、パリッと仕上げたいものなどは、ラップをかけずに水分を外に放出しながら温めます。――「水分を逃して、カラッと仕上げたいもの」を電子レンジで温める時のコツは?揚げ物や焼き物などカラッと仕上げたい場合は、上にラップをかけないだけでなく、下に厚手のフェルトタイプのクッキングペーパー(リードクッキングペーパー)を敷いて、レンジで加熱するのがおすすめです。余分な水分だけでなく、温めると食材から出てくる余分な油分も吸収してくれるので、カロリーダウンにもつながります。――「十分に水分のある食品」にラップをしない理由は?不要だからです。ごはんなどはラップをすることにより、水蒸気がこもって仕上がりが水っぽくなり、おいしくなくなります。――「十分に水分のある食品」を電子レンジで温めるときのコツは?汁ものなどでは、中に入っている具材に注意してください。例えば、スープの中のコーンやアサリなどの具は飛び散ることがあるので、ラップをして、温めてください。また、ウインナーなど薄い皮で包まれているような具材は破裂することがあるので、あらかじめ切れ目を入れておき、これもラップをして温めます。電子レンジで簡単に調理できるおすすめの料理――ラップをする・しないで、温める時間を微妙に変えた方がいい?ラップの有無は、加熱時間に関係ありません。――ラップを使用して食品を温める時、注意した方がいいことは?食品に温め方が指定されている場合は、表示をよく読んで使いましょう。また、機種によっては使い方が異なることもあるので、電子レンジの取扱説明書をよく読んで、お使いください。――電子レンジで簡単に調理できる、おすすめの料理は?クッキングペーパーを使った電子レンジ調理は、時短になります。たとえば、「水で濡らしたクッキングペーパーで包んで、温野菜サラダ」。作り方は以下です。(1)カブやレンコンなどの根菜、ブロッコリー、スナップエンドウ、パプリカ、ベビーコーンなど、お好みの野菜を食べやすい大きさに切ります。(2)水で濡らしたリードクッキングペーパーで野菜を包みます。(3)電子レンジ600ワットで、約2分、加熱します(野菜100グラムの場合。野菜の種類によって加熱時間は異なります)。仕事で忙しい時は、特に重宝する「電子レンジ」を使った、食品の温め。今回、ライオンが示した「ラップをする・しない時のポイントと理由」を参考に、正しく食品を温めてほしい。
電子レンジで食品を温める時、“ラップをする・しない”は、どのように判断しているだろうか?
生活用品メーカー「ライオン」が運営する生活情報Webメディア「Lidea(リディア)」のインスタグラムへの投稿で、この判断基準を示してくれている。
「電子レンジのタイプとあたためのコツ」というタイトルの4月21日の投稿で、「『ラップ』って、本当に必要?」という項目の中で、まずは電子レンジを使うときのラップの役割は主に3つと紹介。
・熱が逃げるのを防いで、あたたまりやすくする
・食品の飛び散りを防ぐ
・水分蒸発が多い食品の乾燥を防ぐ
そのうえで、「ラップをする・しない時のポイント」が示されている。
【ラップをする】<水分を逃さず、しっとり仕上げたいもの>・蒸し物・冷凍した食品・冷凍ごはん
<はじけやすい、はねやすいもの>・タレのかかった食品・煮魚・カレーやシチュー・肉じゃがなどの煮物・野菜炒め、焼きそば・ハンバーグ など
【ラップをしない】<水分を逃して、カラッと仕上げたいもの>・焼き魚・天ぷら、フライ・焼き鳥やうなぎの蒲焼(オーブンシートでくるむのがおすすめ)
<十分に水分のある食品>・ごはん・みそ汁、スープ(コーンやアサリの身が入ったものはラップ) など
この判断基準の理由やラップのかけ方などをライオンの担当者に詳しく聞いた。
――インスタグラムに【電子レンジのタイプとあたためのコツ】という投稿をした理由は?
新生活、自炊生活がスタートする、この時期、まず活躍するのが「電子レンジ」です。
ところが、意外と正しい使い方を知らない方も多く、「電子レンジの中で食材が破裂した」など、失敗してしまうこともあるので、基本を伝えるために投稿しました。
――「水分を逃さず、しっとり仕上げたいもの」にラップをする理由やラップのかけ方は?
食材を温める際に食材の中の水分が水蒸気となり、外に放出されてしまうため、その水蒸気を逃がさないようにラップをします。
ラップは食品に沿わせるくらい、ゆったりとかけます。
ピタッとかけておくと、蒸気の圧力で裂け、高温の食材が飛び散る危険性もあります。
また、逆に、加熱終了時に急速に冷えた水蒸気によって、ラップがへこんで容器や食材に貼り付いたような状態になり、ラップを外すときに危険です。
――「はじけやすい・はねやすいもの」にラップをする理由やラップのかけ方は?
電子レンジ内の掃除が大変になるので、ラップをして、はねなどを防ぎます。
電子レンジ内の汚れを放置すると、焦げるだけでなく、場合によっては発火の原因にもなります。
ラップのかけ方は、上記と同じです。
――「水分を逃して、カラッと仕上げたいもの」にラップをしない理由は?
ラップをかけると水蒸気がこもってベタっとしてしまうので、パリッと仕上げたいものなどは、ラップをかけずに水分を外に放出しながら温めます。
――「水分を逃して、カラッと仕上げたいもの」を電子レンジで温める時のコツは?
揚げ物や焼き物などカラッと仕上げたい場合は、上にラップをかけないだけでなく、下に厚手のフェルトタイプのクッキングペーパー(リードクッキングペーパー)を敷いて、レンジで加熱するのがおすすめです。
余分な水分だけでなく、温めると食材から出てくる余分な油分も吸収してくれるので、カロリーダウンにもつながります。
――「十分に水分のある食品」にラップをしない理由は?
不要だからです。
ごはんなどはラップをすることにより、水蒸気がこもって仕上がりが水っぽくなり、おいしくなくなります。
――「十分に水分のある食品」を電子レンジで温めるときのコツは?
汁ものなどでは、中に入っている具材に注意してください。
例えば、スープの中のコーンやアサリなどの具は飛び散ることがあるので、ラップをして、温めてください。
また、ウインナーなど薄い皮で包まれているような具材は破裂することがあるので、あらかじめ切れ目を入れておき、これもラップをして温めます。
――ラップをする・しないで、温める時間を微妙に変えた方がいい?
ラップの有無は、加熱時間に関係ありません。
――ラップを使用して食品を温める時、注意した方がいいことは?
食品に温め方が指定されている場合は、表示をよく読んで使いましょう。
また、機種によっては使い方が異なることもあるので、電子レンジの取扱説明書をよく読んで、お使いください。
――電子レンジで簡単に調理できる、おすすめの料理は?
クッキングペーパーを使った電子レンジ調理は、時短になります。
たとえば、「水で濡らしたクッキングペーパーで包んで、温野菜サラダ」。
作り方は以下です。
(1)カブやレンコンなどの根菜、ブロッコリー、スナップエンドウ、パプリカ、ベビーコーンなど、お好みの野菜を食べやすい大きさに切ります。
(2)水で濡らしたリードクッキングペーパーで野菜を包みます。
仕事で忙しい時は、特に重宝する「電子レンジ」を使った、食品の温め。今回、ライオンが示した「ラップをする・しない時のポイントと理由」を参考に、正しく食品を温めてほしい。