3日午前4時半頃、福岡県久留米市御井町にある国指定重要文化財、高良大社の大鳥居の片方の柱に県道を走っていた乗用車が衝突し、傷を付けた。
近くの交番に勤務していた県警久留米署員が衝突音を聞いて駆けつけ、運転していた同市、無職の24歳容疑者から呼気1リットル当たり0・24ミリ・グラムのアルコール分が検出されたため、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕した。同署によると、容疑者は友人宅でビールなどを飲んで帰宅する途中で、容疑を認めているという。
大鳥居は石造りで高良山の麓にあり、江戸時代前期の1655年頃、久留米藩主から寄進された。この事故で、柱には擦り傷のような跡が残った。