陸自ヘリが行方不明となった事故で、沖縄県・宮古島沖の海域を捜索する海上自衛隊の掃海艇=8日午前
沖縄県の宮古島付近で10人が搭乗した陸上自衛隊UH60JAヘリコプターが行方不明となった事故で、見つかった機体の一部の破損状況から、ヘリが激しく海面に衝突した可能性があることが8日、陸自への取材で分かった。空港管制と最後に交信してから消息を絶つまでの約2分間に突発的な異変が起きたとみて、陸自が当時の状況を詳しく調べている。自衛隊と海上保安庁は8日も10人の捜索を続行した。
レーダーから機影が消えた宮古島北西の海域では、胴体前方下部や側面ドア、回転翼のブレード(羽根)などが見つかった。部材がめくれあがったり、大きくひしゃげたりして破損していた。
陸自ヘリが行方不明となった事故で、沖縄県・宮古島沖の海域を捜索する自衛隊員=8日午後、沖縄県宮古島市