金融情報メディア「いつのマニー」を運営するウェブスターマーケティング(東京都渋谷区)が、「株式投資を始める前の勉強方法」に関するアンケートを実施。その結果を公表しました。
調査は2月13日~27日、株式投資の経験者を対象にネット上で実施。545人から回答を得ています。
まず、株式投資を始めたきっかけについて聞いたところ、1位は「周囲の影響」(115人)で、2位「老後・将来への不安があった」(94人)、3位「低金利だから」(38人)と続きました。
1位の「周囲の影響」については、「20歳を過ぎてから、周りで資産運用を始める方が増えてきて、影響を受けました」(29歳女性)、「株式投資をしている先輩に勧められたから」(38歳男性)などの回答が集まりました。
また、2位以下の具体的な回答として、「昨今の経済状況・賃金上昇率などから、将来への資金の不安が出てきた」(29歳男性)、「『上がり続ける税金と社会保障』『超高齢化社会』に不安を感じたから」(51歳男性)、「今は貯金しても利息が少ないので、株を始めました」(59歳女性)などのコメントが寄せられており、将来に対する金銭的な不安を抱えている人が多いのがうかがえます。
続いて、株式投資を始める前に行った勉強方法について聞きました。「本・雑誌を読む」(242人)が1位で、2位「YouTubeを見る」(226人)、3位「ネット記事・ブログを読む」(123人)と続いています。
1位から3位に関しては、「株に関する雑誌を読む。難しい専門用語がないので初心者でも読みやすい」(33歳女性)、「(YouTubeは)いろんな人の意見が無料で聞ける」(19歳男性)、「投資家のブログを見た。具体的に投資家がどの株を買っていて、どれぐらい利益があったかなど詳細が分かるので、イメージしやすかった」(47歳女性)など、さまざまなコメントが集まっています。
最後に、自分が株式投資に向いていると思うかどうかについて、聞きました。「まあ向いている」(49.8%)が最も多く、「あまり向いていない」(38.3%)、「とても向いている」(7.5%)、「全く向いていない」(4.4%)と続きました。「とても向いている」「まあ向いている」を合わせると57.3%で、6割近くの人が自分の投資スキルやセンスに自信を持っているのが分かります。