涙は本物!? 警視庁は24日、元参院議員のガーシー(東谷義和)容疑者(51)の実家に家宅捜索を実施。これを受けて、ガーシー容疑者が生配信で「おかんだけは勘弁してください」と号泣し世間を驚かせた。もっとも相手のアキレス腱を攻めるのはガーシー容疑者の狆鐡綣蠱吻瓠7抻,肇ーシー容疑者の戦いは激化している。
警視庁は俳優の綾野剛らへの名誉毀損や暴力行為法違反(常習的脅迫)などの疑いで逮捕状の出ているガーシー容疑者を追跡中。また、外務省は23日に旅券返納命令を出しており、このままなら4月中にパスポートが失効となる。その後、警察は国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配する方針だ。
そして、24日には警視庁が兵庫県伊丹市にあるガーシー容疑者の母親が住む実家を家宅捜索。動画の収益を妹名義の口座を介して得ていた疑いがあるといい、妹が住んでいたという実家が捜索対象になった。
この知らせにガーシー容疑者は「母親は77歳ですよ。ホンマにウチのおかんは勘弁してください。おれを犯罪者と言おうが、何と言おうが構わないが、おかんは関係ないでしょ」と号泣配信を行った。
普段は強気な口調のガーシー容疑者だが、この日は眉間にしわを寄せ、腕で涙をぬぐうしぐさをしつつ、警察に「頼むからおかんは勘弁してください、ほんまに」と懇願していた。
SNSでは「あまりにもダサすぎる」「因果応報でしょ」とあきれる声や「誰がどう見てもうそ泣き」「うそ泣き下手すぎ」などの指摘も相次いでいた。一方で「かわいそう」「母親は関係ない」などと同情もチラホラ。
そもそも狙った相手の周辺を攻めるのはガーシー容疑者の常套手段だった。昨年夏に青汁王子こと三崎優太氏と対談した動画でガーシー容疑者は、当時ケンカしていたひろゆきこと西村博之氏についてこう語っていた。
「そのうち、ほえられんようにしてやるから。おれと違って奥さんいる。アキレス腱あるから、あいつは。そこを攻められたら、あいつは終わってまう。奥さんがやめてってなるやん、精神的に。おれの詰め方はみんな知っている通り、えげつないから。海外にいるから大丈夫じゃないから」と、ひろゆき氏の妻を攻撃すると宣言していた。
まさにガーシー容疑者の手法と警察のやり口が同じなわけだが、やりすぎは狙った効果が得られないという指摘もある。ガーシー容疑者はひろゆき氏のアキレス腱である妻を狙うとしたが、「一般人相手に?」などと批判があり、早々に手を引いていた。
ガーシー容疑者に近い関係者は「本人のことならともかく、家族のことを言うとめくった(暴露した)側がいろいろ言われてしまう」と話しており、逆に相手に同情が集まってしまいかねない手法でもあった。
今回の警察の家宅捜索も世間に「やり過ぎだ」と映れば、ガーシー容疑者への同情に変わりかねない。それを経験から分かった上で、ガーシー容疑者がうそ泣きで一芝居打った可能性もあるが、今のところあまりその効果はなさそうだ。