26人が乗った観光バスが、突然炎上した。
高速道路の先で立ち上る黒い煙。炎上していたのは大型の観光バス。バスの後方部分が激しく燃え上がっていた。
現場は、福岡・久留米市の九州自動車道下り線。
午前9時20分ごろ、バスの運転手から「大型バスが燃えている」と通報があった。
消防などによると、燃えていたのは観光バスで、運転手とバスガイド、乗客24人の計26人が乗っていた。
乗客らは、火が出る直前に全員バスの外に避難。一歩遅ければ、大惨事となっていた可能性がある。
バスに何が起きたのか。
FNNのカメラは、通報から約40分後の様子を撮影していた。
バスの周りには白い煙が立ち込めていて、消火活動を行う消防隊員の姿も見える。
車体の隙間からは、白い煙が出続けているのも確認できる。
現場には消防車など5台が出動し、通報から約1時間40分後の午前11時すぎに火は消し止められた。
消火後の上空からの映像では、バスは後ろの天井部分が焼け落ち、後方の窓ガラスはすべて割れている。
バスを運行していたのは、福岡・大川市の観光バス会社「イースター」で、韓国からの団体客を乗せ、福岡市から柳川市に向かう途中だった。
バスの運転手は当時の状況について「タイヤが破裂したのでバス停に入った。右側後輪の内側のタイヤから煙が出ていた」と説明している。
走行中、タイヤの破裂に気付いた運転手は高速道路のバス停に緊急停車。乗客ら全員が外に避難した後、火災が起きたということで、警察と消防が出火原因などを調べている。けが人はおらず、乗客はその後、観光バス会社が用意した別のバスで目的地に向かったという。
(「イット!」3月6日放送)