飲食店が迷惑行為の被害に遭うケースが相次いでいる。大手回転すしチェーン「スシロー」ではナメナメ犯が、猖牟綵のソウルフード瓩噺討个譴襪Δ匹鵐船А璽鵝峪顱覆垢院砲気鵑Δ匹鵝廚任賄靴すパクパク男が現われた。SNSではハッシュタグなどで応援の声が集まっているが、動画を拡散しているのもインフルエンサーのSNSだ。問題はないのか。
迷惑行為の被害に遭った「資さんうどん」を運営する「資さん」は2日、対策を発表。SNSでは若い男性客が店内にある無料サービスの天かすを、共用のスプーンで口に入れる動画が拡散されていた。
今後は無料提供食材について不安を感じる客に対しては、天かすととろろ昆布は個包装したものを、つぼ漬けは皿に小分けにしたものを提供するシステムにするとした。
資さんうどんファンらは「もし天かすとか無料サービスが無くなったら、やらかしたヤツを恨む人は数十万人以上に達するよ」などと心配していたが、どうなるのか。同社広報担当者は「(無料サービスを)なくすことは考えておりません。客席設置のものも撤去しません。継続して設置し、不安な方には個包装のものを提供いたします」と話した。
SNSでは「#負けるな資さんうどん」というハッシュタグを使って励ましの声が寄せられている。同社にも伝わっており、「ありがたい」(同)と感謝していた。
この現象はスシローでも起きており、「#スシローを救いたい」をつけて、多くの人がスシローで食事した写真をアップするなどしていた。スシロー公式ツイッターは、運営会社「あきんどスシロー」の新居耕平社長の名前で「涙がでるぐらい感謝の気持ちでいっぱいです」と投稿した。
SNSを通じて温かい支援の輪が広がっているが、同時に迷惑動画が広まったのもSNSの力である。ネットに投稿されたものをインフルエンサーらが紹介して拡散。多くの人がさらにリツイートなどで広めたことで社会的な騒動となった。
ネットでは「拡散した奴は賠償責任問われないの?」「いいね欲しさに拡散したインフルエンサーの責任が問われないのなんだかな」などと拡散行為に違和感を訴える声も散見される。たしかに、拡散されることで来店客が大幅に減る可能性はあるだろう。
法曹関係者は「迷惑動画を投稿した場合は偽計業務妨害に問われることがあります。では投稿ではなく拡散した場合はどうか。解釈にもよりますが、インフルエンサーに社会的な目的がある、公益性があるとなれば法に問われないでしょう」と解説した。
もちろん被害に遭った飲食店は拡散した人を訴えることもできなくはないが…。
「拡散行為で世間に知らしめたことで損害が拡大したという見方もできます。しかし、飲食店が実際に訴えることはないでしょう。『迷惑行為がバレない方がよかったと思っているのか』と世間の反発を生みます。お金もうけで拡散していたとなれば訴えるのもありとは思います」(同)
たとえ訴えられなくても無責任に第三者が拡散することがいいことなのかは慎重に考えてみた方がいいかもしれない。