今シーズン最強寒波の被害が相次いでいます。大雪の影響で列車と車の立ち往生が発生しているほか、強風で足場が崩れて車が下敷きになりました。
■京都駅“大混乱” 列車“立ち往生”
吹雪のなか、風で飛ばされた傘が走行中のバスの前に…。バスは急停車し、間一髪、事故を免れました。
まるで雪国のようなこの映像は、24日午後5時ごろ、京都市内で撮影されたものです。
撮影者:「今まで京都で見たことがないくらいの横殴りの雪で。バイクの人、自転車の人は皆、押して歩いているような状態だった」
積雪15センチを記録した京都では、24日夕方から、急に雪が強くなり始めました。市内では、わずか45分ほどで道路が真っ白になりました。
京都駅では、駅構内にまで雪が吹き込んでいます。大雪でダイヤの乱れが相次いだことから、安全のためホームは入場規制され、階段前には大行列ができていました。
JR京都線ではポイント故障が発生し、24日午後9時半すぎの段階で、新快速の列車が乗客を乗せたまま動けなくなりました。
■車“立ち往生” 運転手「寝られない」
車の立ち往生も、各地で発生しています。奈良県の名阪国道、山添インターチェンジを過ぎた地点では…。
撮影者:「1ミリも動いていないですね。前の車のタイヤ痕とかも完全に埋まっちゃって。たぶん5、6センチくらい積もっていると思いますね」
関東で荷物を積んで、大阪へ向かっていたというトラック。24日午後10時ごろ、完全に動かなくなってしまったといいます。
撮影者:「ちょっと寝られない。運転席を倒して、仮眠をとることしかできないですね」
■「なかなか降らない」種子島にも雪
この冬一番の寒波に見舞われた日本列島。24日は普段、雪があまり降らない地域でも、雪が積もりました。
鹿児島県内でも大粒の雪が降り、種子島と鹿児島をつなぐ高速船は、朝の便を除き、欠航となりました。
種子屋久高速船・塩釜雄二課長:「徐々に波が高くなっている予報と、風も強くなる予報が出ていたので。それ以上、運航するのは大変危険だと」「(Q.種子島の雪は珍しい?)なかなか降らないですね」