実質無料をうたった歯科矯正の治療費を巡る金銭トラブルで、患者ら150人以上が歯科クリニック側に2億円近くの損害賠償を求めて26日午後に集団提訴することが分かりました。
訴状などによりますと、全国に展開している歯科クリニックの運営会社などは、歯列矯正の治療費についてSNSなどで宣伝すれば150万円以上の報酬が支払われ、実質無料になると勧誘していました。
しかし、実際には契約後、報酬が支払われなくなったということです。
約130万円の被害・女性(30):「治療もしていないのにお金だけ支払っている状況なので、本当に何とかしたいという思いでいっぱい」
契約した患者153人が同様のトラブルを訴えていて、歯科クリニックの運営会社の代表らに対し、合わせて2億円近くの損害賠償を求めて午後に集団提訴することが分かりました。
被害弁護団・加藤博太郎弁護士:「被害に遭った方の多くが若年者、そして女性であったりします。若い女性の美的な意識に付け込んだ」