北海道西興部村の社会福祉法人「にしおこっぺ福祉会」が運営する障害者施設「清流の里」で、職員が知的障害のある入所者に虐待行為を繰り返していた問題で、道警は、複数の元職員を暴行容疑で近く書類送検する方針を固めた。
捜査関係者への取材でわかった。
元職員たちは昨年、入所者を虐待した疑いが持たれている。
一連の問題を巡っては、昨年6月、道と村に情報が寄せられ、道が監査を実施。職員への聞き取りや防犯カメラの映像から、職員6人が同5月17日~6月22日、服を脱いで全裸になった入所者を長時間放置したり、お盆にこぼした食事を食べさせたりといった虐待行為を計38件行っていたことが明らかになっている。同会は同12月、職員6人を懲戒解雇とした。道は近く、施設側に処分を通知する方針。