岸田文雄首相の長男で秘書官の翔太郎氏が、先の首相外遊中にロンドンやパリを公用車で観光していたと26日発売の週刊新潮が報じた。
磯崎仁彦官房副長官は同日午後の記者会見で、「訪問時の(公用車の)運用状況について具体的に点検したい」と述べた。
首相は今月、米英仏など5カ国を訪れ、各国首脳と会談した。週刊新潮によると、翔太郎氏が希望し、日本大使館の公用車でロンドンのバッキンガム宮殿や老舗百貨店などを訪れたという。
磯崎氏は「首相の外国訪問で首相に同席しない関係者が官用車を利用する際は、業務内容や重要性に照らし、必要とされる範囲内で運用している」と説明した。