結婚を後悔していますか?多くの方がご存じの通り、生涯未婚率は年々増加しています。なかなか結婚ができない時代になり、なにがなんでも結婚しようと躍起になる人も増えてきた印象です。しかし、たとえ結婚したとしても、それが満足いくものになるかどうかはまた別の話といえます。2020年~2021年の様々なアンケートによると、理想通りの結婚ができた方の割合は男女ともに全体の2~3割程度という結果です。多くの方が何らかの妥協をして結婚したということがわかります。また、妥協して結婚した方の約半数(男性49.7%、女性56.1%)が「結婚を後悔している」と答えており、結婚できたからといって安心できるわけではないようです。

Photo by iStock 「少しくらい妥協してでも結婚する」のか「妥協するくらいなら結婚しない」のか、それらに正解はありませんし、どちらを選ぶのかは個人の自由です。ただ一つだけ確かなことは、妥協はあくまで結婚する相手を選ぶ段階で行うことであり、妥協したからといってその後の結婚生活が不幸になるわけではありません。妥協したことをいつまでも後悔して、目の前の生活に文句ばかり言っていたら不幸しか生まないでしょうね。今回の話を教訓にして、結婚している方は充実した結婚生活を送れるよう、ぜひ最後までお読み頂き、一つの教訓にして頂ければ幸いです。(個人の特定を防ぐため、内容は一部変更しています)欠点ばかり探してしまう進藤奈美さん〔仮名、以下同〕は、東京の中小企業で事務として働く女性です。彼女は学生時代から今に至るまで、それなりに多くの男性と交際経験がありました。周囲で結婚する人が増えてきた影響で、27歳の時から結婚を意識するようになったといいます。ところが、婚活は想像以上に理想の男性と出会うことはなかったそうです。彼女は婚活パーティとマッチングアプリを始め、多くの男性から声をかけられデートをしたものの、しっくりくる男性はいなかったといいます。Photo by iStock その理由を尋ねてみると、「年収1000万円だけど、好みが合わない」「大手勤めで安定しているけど、真面目過ぎる」「イケメンだったけど、高年収ではない」などと言い、相手の欠点を非常に気にしていました。彼女は周囲に結婚した女性が多く、誰の夫にも“勝っている”完璧な男性を探すようになっていました。その結果、誰と会っても些細なことを気にして、付き合うかどうかすら決めきれなかったといいます。このような婚活を続けて早2年、30歳という一つの区切りが迫る中、焦りもあって少しずつ彼女は妥協しなければいけないのではないかと考えるようになりました。そして、上田智仁さん(29歳)という男性に出会います。彼は大手企業に勤め、年収600万円ほど。容姿もいたって普通だったそうです。これまでならば、年収でも、容姿でも奈美さんが選びそうにない男性ですが、意外にも彼とお付き合いをはじめます。彼女は妥協をしたものの、穏やかで優しかった智仁さんは十分好条件の男性でした。新築を立てた友人奈美さんが不満に感じていたのは智仁さんの金銭感覚。彼はあまりお金を使わない人だったらしく、豪華なプレゼントや豪華な旅行に行くことはなかったそうです。とはいえ、けしてケチなわけでもなかったので、交際は続けたといいます。交際から約1年後、智仁さんは奈美さんにプロポーズをし、彼女はそれを受け入れます。そして2人は、互いの職場の中間あたりで賃貸マンションを借り、新婚生活を始めました。さらに結婚した翌年には長女を出産。初めての育児は本当に大変だったそうですが、智仁さんが最大限、家事をしてくれ、何とか乗り切り、毎日が充実していたといいます。 そんなある日、彼女に一本の連絡が入りました。相手は同じ都内に住む大学時代の女友達。内容は「一戸建てを購入したから遊びに来ないか」というものでした。奈美さんはそれに明るく応じたのですが、この時、彼女はあまり気が乗らなかったといいます。同じ年齢の友達で、同じ「都内住み」なのに、賃貸と一戸建てで格差を感じてしまったのです。次の休日に、長女を智仁さんに任せ、奈美さんは都心から少し離れたところにある友人宅へ向かいました。そこは新築の一戸建てが並ぶ「新興住宅街」といった感じの街並みです。彼女の賃貸マンションのある街は、ごみごみとした下町のような雰囲気だったので、別世界に来たように感じたといいます。その感覚は、家の中に入ると一層、強くなり、挙句、奈美さんは智仁さんと結婚したことを後悔したのです。年収で考えてしまうと、自分より上の年収の人はいるので、劣等感を感じるのは当然です。身近な友人夫婦が自分たちより「良い暮らし」をしていることもよくあることなので、そこは気にしないほうがいいでしょう。総務省統計局の平成30年「住宅・土地統計調査」によると、30代夫婦の持ち家率は36%程度。家を持っている夫婦を見て、つらくなる必要はないのです。しかし奈美さんはこの後、強い劣等感を覚え、思い切った行動に出てしまったそうです。続きは【後編】〈「友人宅」に行ってから妻の様子がおかしい…年収600万円夫が驚愕した「ヤバすぎる言動」〉でお伝えします。
多くの方がご存じの通り、生涯未婚率は年々増加しています。なかなか結婚ができない時代になり、なにがなんでも結婚しようと躍起になる人も増えてきた印象です。しかし、たとえ結婚したとしても、それが満足いくものになるかどうかはまた別の話といえます。
2020年~2021年の様々なアンケートによると、理想通りの結婚ができた方の割合は男女ともに全体の2~3割程度という結果です。多くの方が何らかの妥協をして結婚したということがわかります。また、妥協して結婚した方の約半数(男性49.7%、女性56.1%)が「結婚を後悔している」と答えており、結婚できたからといって安心できるわけではないようです。
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「少しくらい妥協してでも結婚する」のか「妥協するくらいなら結婚しない」のか、それらに正解はありませんし、どちらを選ぶのかは個人の自由です。ただ一つだけ確かなことは、妥協はあくまで結婚する相手を選ぶ段階で行うことであり、妥協したからといってその後の結婚生活が不幸になるわけではありません。妥協したことをいつまでも後悔して、目の前の生活に文句ばかり言っていたら不幸しか生まないでしょうね。今回の話を教訓にして、結婚している方は充実した結婚生活を送れるよう、ぜひ最後までお読み頂き、一つの教訓にして頂ければ幸いです。(個人の特定を防ぐため、内容は一部変更しています)欠点ばかり探してしまう進藤奈美さん〔仮名、以下同〕は、東京の中小企業で事務として働く女性です。彼女は学生時代から今に至るまで、それなりに多くの男性と交際経験がありました。周囲で結婚する人が増えてきた影響で、27歳の時から結婚を意識するようになったといいます。ところが、婚活は想像以上に理想の男性と出会うことはなかったそうです。彼女は婚活パーティとマッチングアプリを始め、多くの男性から声をかけられデートをしたものの、しっくりくる男性はいなかったといいます。Photo by iStock その理由を尋ねてみると、「年収1000万円だけど、好みが合わない」「大手勤めで安定しているけど、真面目過ぎる」「イケメンだったけど、高年収ではない」などと言い、相手の欠点を非常に気にしていました。彼女は周囲に結婚した女性が多く、誰の夫にも“勝っている”完璧な男性を探すようになっていました。その結果、誰と会っても些細なことを気にして、付き合うかどうかすら決めきれなかったといいます。このような婚活を続けて早2年、30歳という一つの区切りが迫る中、焦りもあって少しずつ彼女は妥協しなければいけないのではないかと考えるようになりました。そして、上田智仁さん(29歳)という男性に出会います。彼は大手企業に勤め、年収600万円ほど。容姿もいたって普通だったそうです。これまでならば、年収でも、容姿でも奈美さんが選びそうにない男性ですが、意外にも彼とお付き合いをはじめます。彼女は妥協をしたものの、穏やかで優しかった智仁さんは十分好条件の男性でした。新築を立てた友人奈美さんが不満に感じていたのは智仁さんの金銭感覚。彼はあまりお金を使わない人だったらしく、豪華なプレゼントや豪華な旅行に行くことはなかったそうです。とはいえ、けしてケチなわけでもなかったので、交際は続けたといいます。交際から約1年後、智仁さんは奈美さんにプロポーズをし、彼女はそれを受け入れます。そして2人は、互いの職場の中間あたりで賃貸マンションを借り、新婚生活を始めました。さらに結婚した翌年には長女を出産。初めての育児は本当に大変だったそうですが、智仁さんが最大限、家事をしてくれ、何とか乗り切り、毎日が充実していたといいます。 そんなある日、彼女に一本の連絡が入りました。相手は同じ都内に住む大学時代の女友達。内容は「一戸建てを購入したから遊びに来ないか」というものでした。奈美さんはそれに明るく応じたのですが、この時、彼女はあまり気が乗らなかったといいます。同じ年齢の友達で、同じ「都内住み」なのに、賃貸と一戸建てで格差を感じてしまったのです。次の休日に、長女を智仁さんに任せ、奈美さんは都心から少し離れたところにある友人宅へ向かいました。そこは新築の一戸建てが並ぶ「新興住宅街」といった感じの街並みです。彼女の賃貸マンションのある街は、ごみごみとした下町のような雰囲気だったので、別世界に来たように感じたといいます。その感覚は、家の中に入ると一層、強くなり、挙句、奈美さんは智仁さんと結婚したことを後悔したのです。年収で考えてしまうと、自分より上の年収の人はいるので、劣等感を感じるのは当然です。身近な友人夫婦が自分たちより「良い暮らし」をしていることもよくあることなので、そこは気にしないほうがいいでしょう。総務省統計局の平成30年「住宅・土地統計調査」によると、30代夫婦の持ち家率は36%程度。家を持っている夫婦を見て、つらくなる必要はないのです。しかし奈美さんはこの後、強い劣等感を覚え、思い切った行動に出てしまったそうです。続きは【後編】〈「友人宅」に行ってから妻の様子がおかしい…年収600万円夫が驚愕した「ヤバすぎる言動」〉でお伝えします。
「少しくらい妥協してでも結婚する」のか「妥協するくらいなら結婚しない」のか、それらに正解はありませんし、どちらを選ぶのかは個人の自由です。ただ一つだけ確かなことは、妥協はあくまで結婚する相手を選ぶ段階で行うことであり、妥協したからといってその後の結婚生活が不幸になるわけではありません。
妥協したことをいつまでも後悔して、目の前の生活に文句ばかり言っていたら不幸しか生まないでしょうね。
今回の話を教訓にして、結婚している方は充実した結婚生活を送れるよう、ぜひ最後までお読み頂き、一つの教訓にして頂ければ幸いです。
(個人の特定を防ぐため、内容は一部変更しています)
進藤奈美さん〔仮名、以下同〕は、東京の中小企業で事務として働く女性です。彼女は学生時代から今に至るまで、それなりに多くの男性と交際経験がありました。周囲で結婚する人が増えてきた影響で、27歳の時から結婚を意識するようになったといいます。
ところが、婚活は想像以上に理想の男性と出会うことはなかったそうです。彼女は婚活パーティとマッチングアプリを始め、多くの男性から声をかけられデートをしたものの、しっくりくる男性はいなかったといいます。
Photo by iStock
その理由を尋ねてみると、「年収1000万円だけど、好みが合わない」「大手勤めで安定しているけど、真面目過ぎる」「イケメンだったけど、高年収ではない」などと言い、相手の欠点を非常に気にしていました。彼女は周囲に結婚した女性が多く、誰の夫にも“勝っている”完璧な男性を探すようになっていました。その結果、誰と会っても些細なことを気にして、付き合うかどうかすら決めきれなかったといいます。このような婚活を続けて早2年、30歳という一つの区切りが迫る中、焦りもあって少しずつ彼女は妥協しなければいけないのではないかと考えるようになりました。そして、上田智仁さん(29歳)という男性に出会います。彼は大手企業に勤め、年収600万円ほど。容姿もいたって普通だったそうです。これまでならば、年収でも、容姿でも奈美さんが選びそうにない男性ですが、意外にも彼とお付き合いをはじめます。彼女は妥協をしたものの、穏やかで優しかった智仁さんは十分好条件の男性でした。新築を立てた友人奈美さんが不満に感じていたのは智仁さんの金銭感覚。彼はあまりお金を使わない人だったらしく、豪華なプレゼントや豪華な旅行に行くことはなかったそうです。とはいえ、けしてケチなわけでもなかったので、交際は続けたといいます。交際から約1年後、智仁さんは奈美さんにプロポーズをし、彼女はそれを受け入れます。そして2人は、互いの職場の中間あたりで賃貸マンションを借り、新婚生活を始めました。さらに結婚した翌年には長女を出産。初めての育児は本当に大変だったそうですが、智仁さんが最大限、家事をしてくれ、何とか乗り切り、毎日が充実していたといいます。 そんなある日、彼女に一本の連絡が入りました。相手は同じ都内に住む大学時代の女友達。内容は「一戸建てを購入したから遊びに来ないか」というものでした。奈美さんはそれに明るく応じたのですが、この時、彼女はあまり気が乗らなかったといいます。同じ年齢の友達で、同じ「都内住み」なのに、賃貸と一戸建てで格差を感じてしまったのです。次の休日に、長女を智仁さんに任せ、奈美さんは都心から少し離れたところにある友人宅へ向かいました。そこは新築の一戸建てが並ぶ「新興住宅街」といった感じの街並みです。彼女の賃貸マンションのある街は、ごみごみとした下町のような雰囲気だったので、別世界に来たように感じたといいます。その感覚は、家の中に入ると一層、強くなり、挙句、奈美さんは智仁さんと結婚したことを後悔したのです。年収で考えてしまうと、自分より上の年収の人はいるので、劣等感を感じるのは当然です。身近な友人夫婦が自分たちより「良い暮らし」をしていることもよくあることなので、そこは気にしないほうがいいでしょう。総務省統計局の平成30年「住宅・土地統計調査」によると、30代夫婦の持ち家率は36%程度。家を持っている夫婦を見て、つらくなる必要はないのです。しかし奈美さんはこの後、強い劣等感を覚え、思い切った行動に出てしまったそうです。続きは【後編】〈「友人宅」に行ってから妻の様子がおかしい…年収600万円夫が驚愕した「ヤバすぎる言動」〉でお伝えします。
その理由を尋ねてみると、
「年収1000万円だけど、好みが合わない」「大手勤めで安定しているけど、真面目過ぎる」「イケメンだったけど、高年収ではない」
などと言い、相手の欠点を非常に気にしていました。
彼女は周囲に結婚した女性が多く、誰の夫にも“勝っている”完璧な男性を探すようになっていました。その結果、誰と会っても些細なことを気にして、付き合うかどうかすら決めきれなかったといいます。
このような婚活を続けて早2年、30歳という一つの区切りが迫る中、焦りもあって少しずつ彼女は妥協しなければいけないのではないかと考えるようになりました。
そして、上田智仁さん(29歳)という男性に出会います。
彼は大手企業に勤め、年収600万円ほど。容姿もいたって普通だったそうです。これまでならば、年収でも、容姿でも奈美さんが選びそうにない男性ですが、意外にも彼とお付き合いをはじめます。
彼女は妥協をしたものの、穏やかで優しかった智仁さんは十分好条件の男性でした。
奈美さんが不満に感じていたのは智仁さんの金銭感覚。
彼はあまりお金を使わない人だったらしく、豪華なプレゼントや豪華な旅行に行くことはなかったそうです。とはいえ、けしてケチなわけでもなかったので、交際は続けたといいます。
交際から約1年後、智仁さんは奈美さんにプロポーズをし、彼女はそれを受け入れます。そして2人は、互いの職場の中間あたりで賃貸マンションを借り、新婚生活を始めました。
さらに結婚した翌年には長女を出産。初めての育児は本当に大変だったそうですが、智仁さんが最大限、家事をしてくれ、何とか乗り切り、毎日が充実していたといいます。
そんなある日、彼女に一本の連絡が入りました。相手は同じ都内に住む大学時代の女友達。内容は「一戸建てを購入したから遊びに来ないか」というものでした。奈美さんはそれに明るく応じたのですが、この時、彼女はあまり気が乗らなかったといいます。同じ年齢の友達で、同じ「都内住み」なのに、賃貸と一戸建てで格差を感じてしまったのです。次の休日に、長女を智仁さんに任せ、奈美さんは都心から少し離れたところにある友人宅へ向かいました。そこは新築の一戸建てが並ぶ「新興住宅街」といった感じの街並みです。彼女の賃貸マンションのある街は、ごみごみとした下町のような雰囲気だったので、別世界に来たように感じたといいます。その感覚は、家の中に入ると一層、強くなり、挙句、奈美さんは智仁さんと結婚したことを後悔したのです。年収で考えてしまうと、自分より上の年収の人はいるので、劣等感を感じるのは当然です。身近な友人夫婦が自分たちより「良い暮らし」をしていることもよくあることなので、そこは気にしないほうがいいでしょう。総務省統計局の平成30年「住宅・土地統計調査」によると、30代夫婦の持ち家率は36%程度。家を持っている夫婦を見て、つらくなる必要はないのです。しかし奈美さんはこの後、強い劣等感を覚え、思い切った行動に出てしまったそうです。続きは【後編】〈「友人宅」に行ってから妻の様子がおかしい…年収600万円夫が驚愕した「ヤバすぎる言動」〉でお伝えします。
そんなある日、彼女に一本の連絡が入りました。相手は同じ都内に住む大学時代の女友達。内容は「一戸建てを購入したから遊びに来ないか」というものでした。
奈美さんはそれに明るく応じたのですが、この時、彼女はあまり気が乗らなかったといいます。同じ年齢の友達で、同じ「都内住み」なのに、賃貸と一戸建てで格差を感じてしまったのです。
次の休日に、長女を智仁さんに任せ、奈美さんは都心から少し離れたところにある友人宅へ向かいました。そこは新築の一戸建てが並ぶ「新興住宅街」といった感じの街並みです。
彼女の賃貸マンションのある街は、ごみごみとした下町のような雰囲気だったので、別世界に来たように感じたといいます。その感覚は、家の中に入ると一層、強くなり、挙句、奈美さんは智仁さんと結婚したことを後悔したのです。
年収で考えてしまうと、自分より上の年収の人はいるので、劣等感を感じるのは当然です。身近な友人夫婦が自分たちより「良い暮らし」をしていることもよくあることなので、そこは気にしないほうがいいでしょう。
総務省統計局の平成30年「住宅・土地統計調査」によると、30代夫婦の持ち家率は36%程度。家を持っている夫婦を見て、つらくなる必要はないのです。
続きは【後編】〈「友人宅」に行ってから妻の様子がおかしい…年収600万円夫が驚愕した「ヤバすぎる言動」〉でお伝えします。