海上自衛隊のOBに特定秘密保護法で定められた「特定秘密」を漏らしたとして、自衛隊の警務隊は26日、同法違反容疑などで井上高志1等海佐(54)を横浜地検に書類送検した。
防衛省は同日、懲戒免職にした。
特定秘密保護法は平成26年12月施行。防衛、外交、テロ防止、スパイ防止の4分野で、流出すると安全保障に大きな影響がある情報が指定されている。今年6月末現在で各省庁が指定しているのは計693件で、このうち防衛省は392件ある。
特定秘密の漏洩(ろうえい)疑いが明らかになるのは、今回が初めて。