「第一印象は変な匂い」「女性を描くのは苦手」…それでも“こづかい万歳の妻”が漫画家・吉本浩二(49)の才能と人柄にベタ惚れした理由 から続く
飲酒エッセイ界隈に期待の新星が現れた!? こづかい生活ドキュメンタリー漫画『定額制夫の「こづかい万歳」~月額2万千円の金欠ライフ~』で特に読者の人気を集める登場人物が、作者である吉本浩二の妻。通称“こづかい万歳の妻”だ。
【マンガを読む】「カルピスくらい自由に飲ませてくれよ!!」いつもは優しい漫画家の夫(45)が「酒ばかり飲む妻」にブチギレた理由
こづかい万歳の妻さんが毎月7000円のこづかいで工夫して晩酌を楽しむ様子は作中でもいきいきと描かれている。さらに日高屋への迸る愛や、“ストロングの水割り”という独特の飲み方が本人によるエッセイで明かされると、Twitter上で「奥さんの文才がすごい」「オリジナリティあふれる飲酒だ」と話題に。
彼女はいかにして現在の飲酒スタイルにたどり着いたのか? その背景には、ママならではの事情があった。(全2回の2回目/前編を読む)
とにかく酒が好きすぎるこづかい万歳の妻さん 吉本浩二/講談社
◆◆◆
――本日はお酒に関するインタビューということで、せっかくなので居酒屋で行うことにしました。ぜひ好きなだけ飲んでください!
こづかい万歳の妻 本当ですか? じゃあレモンサワーお願いします!
――はい、レモンサワー注文しておきます! 奥さんのエッセイがTwitterで公開されると、「とにかく日高屋では自由にやっている」や「『ストロングの水割り』は、私にとっては腹心の友なのだから」といった名フレーズが話題になりました。もともと文章を書くのがお好きだったのでしょうか?
こづかい万歳の妻 いえいえ。大学で文学部だった程度で、書くのが趣味だったとか、それに近い仕事をしていたとかは全然ないんですよ。
もともとは『こづかい万歳』の担当編集さんに「日高屋での飲み方を詳しく教えてください」と頼まれて、私があのような感じの文章で回答したら、そのままの内容がTwitterに掲載されることになりました。あれだけの反響をいただけたのは、全く予想外の出来事でびっくりです。
――基本的にいつも宅飲みですか?
こづかい万歳の妻 子どもたちがまだ小さいので、外で飲むことはほとんどありません。毎晩ダイニングテーブルが私の居場所です。晩御飯のおかずをそのままおつまみにすることが多いですね。ただ、「予算やメニューが限られている中でもちょっと工夫して、少しでも昨日より良い晩酌にしたい」という気持ちはあります。
いわば私は監督。その日の晩酌のメンバーを決めて、状況によっては途中でスタメンを入れ替えたり、「今夜はダメだ」と早々に撤退したり、時にはとんでもない延長戦になったりする。そういう“試合”を卓上で夜な夜な繰り返しているイメージですね。(注文したレモンサワーが来る)では、お言葉に甘えていただきます。……おいし~。
――奥さんがダイニングテーブルで飲んでいる姿は『こづかい万歳』本編でもよく描写されていますよね。こづかい万歳の妻 夫が設置用アームを使って、台所の壁の高いところにテレビを取り付けてくれたんですよ。立ち飲み屋って壁の隅にテレビがあるじゃないですか。だから台所で飲んでいても居酒屋のような気分に浸れるんですよね。お酒やおつまみがなくなったら即追加できるし、片付けも楽だし、台所、テーブル、テレビが理想の三角形を描いています。子育ての合間のちょっとした時間に飲みたい――奥さんといえば、日高屋愛の深さも話題になりました。あらためて、日高屋での飲み方を教えてください。こづかい万歳の妻 はい。手始めにビール(320円、価格は全て税込み)と中華風味付メンマ(150円)を注文します。別皿トッピングの細切りネギ(130円)の使い勝手が結構良くて、それ単体でもつまみになりますし、メンマと和えた“ネギメンマ”にもできるんですよ。ネギメンマはラー油やコショウをかけてもおいしいです。 さらにシメでとんこつラーメン(470円)を頼んだとき、残りのネギにラー油をぶっかけて盛り付ければ、ピリ辛とんこつネギラーメン(630円)に近い味がお得に楽しめます。 メンマ、味付け卵、細切りネギ。これは日高屋における私にとっての三種の神器ですね。ラズウェル細木先生の『酒のほそ道』という漫画で、「蕎麦屋のつまみというのは全て蕎麦の材料を使っている」のような一節があり、私も「日高屋に来たからにはラーメンの具材だけで飲むべきではないか」と考えたんです。まぁ実際には全然ラーメンと関係ないメニューも注文しちゃうんですけどね(笑)。――あっ、お酒もう少ないですね。どんどん追加注文してください。日高屋などチェーン店がお好きなんですか?こづかい万歳の妻 じゃあ、レモンサワーもう1杯お願いします! 今はほとんどチェーン店ですね。働いていた頃はオシャレな創作料理のお店なんかにも行っていたんですが、今は子どもが早寝したときなどにパッと行ってパッと飲む形になるので、自然と気軽なチェーン店を選ぶようになりました。 その中でも日高屋が好きなのは、単純に家から近いんですよ。上の子がまだ1、2歳の頃だったかな。夫に子どもを1、2時間だけ任せて日高屋に行く“ご褒美タイム”のうれしさが今も染み付いていて、もはや日高屋には実家のような安心感を覚えます。「子育ての合間のちょっとした時間に飲みたい」、その思いが日高屋というグルーヴを生みました。日高屋で飲むのは特別な時間だから、私、わざわざフルメイクして行くんですよ(笑)。 育児モードからの、ちょっとした気持ちの切り替えって言うんですかね。アイプチまでしちゃいます。(2杯目のレモンサワーを飲んで)ハァ~、良い感じ。日高屋だけでハシゴできる――ほかに好きなチェーン店と、そこでの飲み方を教えてください。こづかい万歳の妻 チェーン店でサクッとが外飲みの基本ですが、たまに夫が子供を見てくれる日があるんです。そういう日は1軒では終われません。「餃子の王将」はたまに行きますが、通常サイズより小さくて値段も安い“ジャストサイズ”のメニューが大好きです。中華風キムチ冷奴と、あとはジャストサイズの3個餃子。飲み物は、まずは生中、次に紹興酒。そこにジャストサイズの揚げそばでフィニッシュですかね。王将を堪能したら、次はサイゼリヤです。――チェーン店をハシゴする想定なんですね。こづかい万歳の妻 はい。サイゼリヤは、トッピング用のチーズ(ペコリーノ・ロマーノ)がポイントです。そのままスプーンですくって食べてもいいですが、なんといってもアレンジが効くんですよ。爽やかにんじんサラダにチーズをかけると、すごくお酒に合うつまみに変身します。 さらに「柔らか青豆の温サラダ」など小皿をもうひとつ注文してもいいですが、ここで炭水化物を頼むのは控えておきます。シメの日高屋でラーメンを食べたいですから。――最後は日高屋なんですね。こづかい万歳の妻 ハシゴ飲みできる機会は貴重なので、事前にしっかりイメトレをしておきます。 私たち一家は埼玉に住んでいるんですが、日高屋って本社が埼玉にあるんですよ。だから県内は、普通の日高屋の店舗だけでなく、「焼鳥日高」とか「来来軒」など系列のお店も充実しています。 それに一口に「日高屋」といっても、お店の広さや店員さんの雰囲気、トイレのキレイさなどは、それぞれのお店で違いますから、その日の気分に合わせて日高屋を選んでいます。日高屋だけでハシゴすることだってできますよ。ルートは無限にあります。……あっ、お酒また頼んでもいいですか? レモンサワーでお願いします。「飲みすぎない」と「飲む楽しさ」のギリギリを探る――『こづかい万歳』読者のあいだで、ストロングの水割りも「斬新すぎる」と話題になりました。こづかい万歳の妻 あくまでコスパを考えた結果なので、とても飲めたものじゃないという人もいると思います(笑)。私、お酒に関しては博愛主義なんです。おいしいお酒はもちろんおいしいけど、ほかの人にとっては微妙なお酒だって私にとっては悪くない。 家計のことを考えて焼酎を割って飲むことが多いですが、ビールもワインも日本酒もなんでも好きです。スーパーに398円くらいのワインがあるじゃないですか。あれもオレンジジュースで割ってよく飲みますよ。 アルコール4~5%くらいでレモンっぽい風味があって炭酸っぽかったらもう満足なんですよ。喫茶店で出てくる、輪切りのレモンが入ったお水って馴染みますよね。あれに程よくアルコールが入っていたらうれしいですよね。だから、ストロングの水割りです。――わかるような、わからないような……。あっ、残り少なくなったレモンサワーに水と氷を足している!こづかい万歳の妻 ふふふ(笑)。お酒が卓上にない時間帯が好きじゃないんですよ。常に何かグラスを並べておきたい。それに、こういうので飲んでいれば、酔ってもたかが知れています。 上の子は8歳、下の子は幼稚園の年中になりました。赤ん坊の頃より楽になったとはいえ、やっぱり子供のことを考えると、ベロベロになるまで飲むのは難しいですからね。「飲みすぎない」と「飲む楽しさ」のギリギリを探る作業をずっと続けています。たまに思うんですけど、私の飲み方ってたぶん“ガラパゴス化”しているんですよ。「飲みのガラパゴス化」――ガラパゴス化?こづかい万歳の妻 閉ざされた地域って、独自の文化が発達していたりするじゃないですか。きっと私の酒って、それなんだろうなと。「家の中でいかにして楽しく飲むか」という条件下で、いろいろなアレンジが生まれているんです。――なるほど……。となると、お子さんがもう少し大きくなってくると、飲み方もまた変わりそうですね。こづかい万歳の妻 そうですね。宅飲みが中心とはいえ、子どもを夫に預けてハシゴできる日も少しずつ増えてきました。下の子も小学校に上がったりすれば、さらに気軽に外に飲みに行けるようになるのかもしれません。その日が今から楽しみです。「カルピスくらい自由に飲ませてくれよ!!」いつもは優しい漫画家の夫(45)が「酒ばかり飲む妻」に突然キレた理由 へ続く(原田イチボ@HEW)
――奥さんがダイニングテーブルで飲んでいる姿は『こづかい万歳』本編でもよく描写されていますよね。
こづかい万歳の妻 夫が設置用アームを使って、台所の壁の高いところにテレビを取り付けてくれたんですよ。立ち飲み屋って壁の隅にテレビがあるじゃないですか。だから台所で飲んでいても居酒屋のような気分に浸れるんですよね。お酒やおつまみがなくなったら即追加できるし、片付けも楽だし、台所、テーブル、テレビが理想の三角形を描いています。
――奥さんといえば、日高屋愛の深さも話題になりました。あらためて、日高屋での飲み方を教えてください。
こづかい万歳の妻 はい。手始めにビール(320円、価格は全て税込み)と中華風味付メンマ(150円)を注文します。別皿トッピングの細切りネギ(130円)の使い勝手が結構良くて、それ単体でもつまみになりますし、メンマと和えた“ネギメンマ”にもできるんですよ。ネギメンマはラー油やコショウをかけてもおいしいです。
さらにシメでとんこつラーメン(470円)を頼んだとき、残りのネギにラー油をぶっかけて盛り付ければ、ピリ辛とんこつネギラーメン(630円)に近い味がお得に楽しめます。
メンマ、味付け卵、細切りネギ。これは日高屋における私にとっての三種の神器ですね。ラズウェル細木先生の『酒のほそ道』という漫画で、「蕎麦屋のつまみというのは全て蕎麦の材料を使っている」のような一節があり、私も「日高屋に来たからにはラーメンの具材だけで飲むべきではないか」と考えたんです。まぁ実際には全然ラーメンと関係ないメニューも注文しちゃうんですけどね(笑)。――あっ、お酒もう少ないですね。どんどん追加注文してください。日高屋などチェーン店がお好きなんですか?こづかい万歳の妻 じゃあ、レモンサワーもう1杯お願いします! 今はほとんどチェーン店ですね。働いていた頃はオシャレな創作料理のお店なんかにも行っていたんですが、今は子どもが早寝したときなどにパッと行ってパッと飲む形になるので、自然と気軽なチェーン店を選ぶようになりました。 その中でも日高屋が好きなのは、単純に家から近いんですよ。上の子がまだ1、2歳の頃だったかな。夫に子どもを1、2時間だけ任せて日高屋に行く“ご褒美タイム”のうれしさが今も染み付いていて、もはや日高屋には実家のような安心感を覚えます。「子育ての合間のちょっとした時間に飲みたい」、その思いが日高屋というグルーヴを生みました。日高屋で飲むのは特別な時間だから、私、わざわざフルメイクして行くんですよ(笑)。 育児モードからの、ちょっとした気持ちの切り替えって言うんですかね。アイプチまでしちゃいます。(2杯目のレモンサワーを飲んで)ハァ~、良い感じ。日高屋だけでハシゴできる――ほかに好きなチェーン店と、そこでの飲み方を教えてください。こづかい万歳の妻 チェーン店でサクッとが外飲みの基本ですが、たまに夫が子供を見てくれる日があるんです。そういう日は1軒では終われません。「餃子の王将」はたまに行きますが、通常サイズより小さくて値段も安い“ジャストサイズ”のメニューが大好きです。中華風キムチ冷奴と、あとはジャストサイズの3個餃子。飲み物は、まずは生中、次に紹興酒。そこにジャストサイズの揚げそばでフィニッシュですかね。王将を堪能したら、次はサイゼリヤです。――チェーン店をハシゴする想定なんですね。こづかい万歳の妻 はい。サイゼリヤは、トッピング用のチーズ(ペコリーノ・ロマーノ)がポイントです。そのままスプーンですくって食べてもいいですが、なんといってもアレンジが効くんですよ。爽やかにんじんサラダにチーズをかけると、すごくお酒に合うつまみに変身します。 さらに「柔らか青豆の温サラダ」など小皿をもうひとつ注文してもいいですが、ここで炭水化物を頼むのは控えておきます。シメの日高屋でラーメンを食べたいですから。――最後は日高屋なんですね。こづかい万歳の妻 ハシゴ飲みできる機会は貴重なので、事前にしっかりイメトレをしておきます。 私たち一家は埼玉に住んでいるんですが、日高屋って本社が埼玉にあるんですよ。だから県内は、普通の日高屋の店舗だけでなく、「焼鳥日高」とか「来来軒」など系列のお店も充実しています。 それに一口に「日高屋」といっても、お店の広さや店員さんの雰囲気、トイレのキレイさなどは、それぞれのお店で違いますから、その日の気分に合わせて日高屋を選んでいます。日高屋だけでハシゴすることだってできますよ。ルートは無限にあります。……あっ、お酒また頼んでもいいですか? レモンサワーでお願いします。「飲みすぎない」と「飲む楽しさ」のギリギリを探る――『こづかい万歳』読者のあいだで、ストロングの水割りも「斬新すぎる」と話題になりました。こづかい万歳の妻 あくまでコスパを考えた結果なので、とても飲めたものじゃないという人もいると思います(笑)。私、お酒に関しては博愛主義なんです。おいしいお酒はもちろんおいしいけど、ほかの人にとっては微妙なお酒だって私にとっては悪くない。 家計のことを考えて焼酎を割って飲むことが多いですが、ビールもワインも日本酒もなんでも好きです。スーパーに398円くらいのワインがあるじゃないですか。あれもオレンジジュースで割ってよく飲みますよ。 アルコール4~5%くらいでレモンっぽい風味があって炭酸っぽかったらもう満足なんですよ。喫茶店で出てくる、輪切りのレモンが入ったお水って馴染みますよね。あれに程よくアルコールが入っていたらうれしいですよね。だから、ストロングの水割りです。――わかるような、わからないような……。あっ、残り少なくなったレモンサワーに水と氷を足している!こづかい万歳の妻 ふふふ(笑)。お酒が卓上にない時間帯が好きじゃないんですよ。常に何かグラスを並べておきたい。それに、こういうので飲んでいれば、酔ってもたかが知れています。 上の子は8歳、下の子は幼稚園の年中になりました。赤ん坊の頃より楽になったとはいえ、やっぱり子供のことを考えると、ベロベロになるまで飲むのは難しいですからね。「飲みすぎない」と「飲む楽しさ」のギリギリを探る作業をずっと続けています。たまに思うんですけど、私の飲み方ってたぶん“ガラパゴス化”しているんですよ。「飲みのガラパゴス化」――ガラパゴス化?こづかい万歳の妻 閉ざされた地域って、独自の文化が発達していたりするじゃないですか。きっと私の酒って、それなんだろうなと。「家の中でいかにして楽しく飲むか」という条件下で、いろいろなアレンジが生まれているんです。――なるほど……。となると、お子さんがもう少し大きくなってくると、飲み方もまた変わりそうですね。こづかい万歳の妻 そうですね。宅飲みが中心とはいえ、子どもを夫に預けてハシゴできる日も少しずつ増えてきました。下の子も小学校に上がったりすれば、さらに気軽に外に飲みに行けるようになるのかもしれません。その日が今から楽しみです。「カルピスくらい自由に飲ませてくれよ!!」いつもは優しい漫画家の夫(45)が「酒ばかり飲む妻」に突然キレた理由 へ続く(原田イチボ@HEW)
メンマ、味付け卵、細切りネギ。これは日高屋における私にとっての三種の神器ですね。ラズウェル細木先生の『酒のほそ道』という漫画で、「蕎麦屋のつまみというのは全て蕎麦の材料を使っている」のような一節があり、私も「日高屋に来たからにはラーメンの具材だけで飲むべきではないか」と考えたんです。まぁ実際には全然ラーメンと関係ないメニューも注文しちゃうんですけどね(笑)。
――あっ、お酒もう少ないですね。どんどん追加注文してください。日高屋などチェーン店がお好きなんですか?
こづかい万歳の妻 じゃあ、レモンサワーもう1杯お願いします! 今はほとんどチェーン店ですね。働いていた頃はオシャレな創作料理のお店なんかにも行っていたんですが、今は子どもが早寝したときなどにパッと行ってパッと飲む形になるので、自然と気軽なチェーン店を選ぶようになりました。
その中でも日高屋が好きなのは、単純に家から近いんですよ。上の子がまだ1、2歳の頃だったかな。夫に子どもを1、2時間だけ任せて日高屋に行く“ご褒美タイム”のうれしさが今も染み付いていて、もはや日高屋には実家のような安心感を覚えます。「子育ての合間のちょっとした時間に飲みたい」、その思いが日高屋というグルーヴを生みました。日高屋で飲むのは特別な時間だから、私、わざわざフルメイクして行くんですよ(笑)。
育児モードからの、ちょっとした気持ちの切り替えって言うんですかね。アイプチまでしちゃいます。(2杯目のレモンサワーを飲んで)ハァ~、良い感じ。日高屋だけでハシゴできる――ほかに好きなチェーン店と、そこでの飲み方を教えてください。こづかい万歳の妻 チェーン店でサクッとが外飲みの基本ですが、たまに夫が子供を見てくれる日があるんです。そういう日は1軒では終われません。「餃子の王将」はたまに行きますが、通常サイズより小さくて値段も安い“ジャストサイズ”のメニューが大好きです。中華風キムチ冷奴と、あとはジャストサイズの3個餃子。飲み物は、まずは生中、次に紹興酒。そこにジャストサイズの揚げそばでフィニッシュですかね。王将を堪能したら、次はサイゼリヤです。――チェーン店をハシゴする想定なんですね。こづかい万歳の妻 はい。サイゼリヤは、トッピング用のチーズ(ペコリーノ・ロマーノ)がポイントです。そのままスプーンですくって食べてもいいですが、なんといってもアレンジが効くんですよ。爽やかにんじんサラダにチーズをかけると、すごくお酒に合うつまみに変身します。 さらに「柔らか青豆の温サラダ」など小皿をもうひとつ注文してもいいですが、ここで炭水化物を頼むのは控えておきます。シメの日高屋でラーメンを食べたいですから。――最後は日高屋なんですね。こづかい万歳の妻 ハシゴ飲みできる機会は貴重なので、事前にしっかりイメトレをしておきます。 私たち一家は埼玉に住んでいるんですが、日高屋って本社が埼玉にあるんですよ。だから県内は、普通の日高屋の店舗だけでなく、「焼鳥日高」とか「来来軒」など系列のお店も充実しています。 それに一口に「日高屋」といっても、お店の広さや店員さんの雰囲気、トイレのキレイさなどは、それぞれのお店で違いますから、その日の気分に合わせて日高屋を選んでいます。日高屋だけでハシゴすることだってできますよ。ルートは無限にあります。……あっ、お酒また頼んでもいいですか? レモンサワーでお願いします。「飲みすぎない」と「飲む楽しさ」のギリギリを探る――『こづかい万歳』読者のあいだで、ストロングの水割りも「斬新すぎる」と話題になりました。こづかい万歳の妻 あくまでコスパを考えた結果なので、とても飲めたものじゃないという人もいると思います(笑)。私、お酒に関しては博愛主義なんです。おいしいお酒はもちろんおいしいけど、ほかの人にとっては微妙なお酒だって私にとっては悪くない。 家計のことを考えて焼酎を割って飲むことが多いですが、ビールもワインも日本酒もなんでも好きです。スーパーに398円くらいのワインがあるじゃないですか。あれもオレンジジュースで割ってよく飲みますよ。 アルコール4~5%くらいでレモンっぽい風味があって炭酸っぽかったらもう満足なんですよ。喫茶店で出てくる、輪切りのレモンが入ったお水って馴染みますよね。あれに程よくアルコールが入っていたらうれしいですよね。だから、ストロングの水割りです。――わかるような、わからないような……。あっ、残り少なくなったレモンサワーに水と氷を足している!こづかい万歳の妻 ふふふ(笑)。お酒が卓上にない時間帯が好きじゃないんですよ。常に何かグラスを並べておきたい。それに、こういうので飲んでいれば、酔ってもたかが知れています。 上の子は8歳、下の子は幼稚園の年中になりました。赤ん坊の頃より楽になったとはいえ、やっぱり子供のことを考えると、ベロベロになるまで飲むのは難しいですからね。「飲みすぎない」と「飲む楽しさ」のギリギリを探る作業をずっと続けています。たまに思うんですけど、私の飲み方ってたぶん“ガラパゴス化”しているんですよ。「飲みのガラパゴス化」――ガラパゴス化?こづかい万歳の妻 閉ざされた地域って、独自の文化が発達していたりするじゃないですか。きっと私の酒って、それなんだろうなと。「家の中でいかにして楽しく飲むか」という条件下で、いろいろなアレンジが生まれているんです。――なるほど……。となると、お子さんがもう少し大きくなってくると、飲み方もまた変わりそうですね。こづかい万歳の妻 そうですね。宅飲みが中心とはいえ、子どもを夫に預けてハシゴできる日も少しずつ増えてきました。下の子も小学校に上がったりすれば、さらに気軽に外に飲みに行けるようになるのかもしれません。その日が今から楽しみです。「カルピスくらい自由に飲ませてくれよ!!」いつもは優しい漫画家の夫(45)が「酒ばかり飲む妻」に突然キレた理由 へ続く(原田イチボ@HEW)
育児モードからの、ちょっとした気持ちの切り替えって言うんですかね。アイプチまでしちゃいます。(2杯目のレモンサワーを飲んで)ハァ~、良い感じ。
――ほかに好きなチェーン店と、そこでの飲み方を教えてください。
こづかい万歳の妻 チェーン店でサクッとが外飲みの基本ですが、たまに夫が子供を見てくれる日があるんです。そういう日は1軒では終われません。
「餃子の王将」はたまに行きますが、通常サイズより小さくて値段も安い“ジャストサイズ”のメニューが大好きです。中華風キムチ冷奴と、あとはジャストサイズの3個餃子。飲み物は、まずは生中、次に紹興酒。そこにジャストサイズの揚げそばでフィニッシュですかね。王将を堪能したら、次はサイゼリヤです。
――チェーン店をハシゴする想定なんですね。
こづかい万歳の妻 はい。サイゼリヤは、トッピング用のチーズ(ペコリーノ・ロマーノ)がポイントです。そのままスプーンですくって食べてもいいですが、なんといってもアレンジが効くんですよ。爽やかにんじんサラダにチーズをかけると、すごくお酒に合うつまみに変身します。
さらに「柔らか青豆の温サラダ」など小皿をもうひとつ注文してもいいですが、ここで炭水化物を頼むのは控えておきます。シメの日高屋でラーメンを食べたいですから。――最後は日高屋なんですね。こづかい万歳の妻 ハシゴ飲みできる機会は貴重なので、事前にしっかりイメトレをしておきます。 私たち一家は埼玉に住んでいるんですが、日高屋って本社が埼玉にあるんですよ。だから県内は、普通の日高屋の店舗だけでなく、「焼鳥日高」とか「来来軒」など系列のお店も充実しています。 それに一口に「日高屋」といっても、お店の広さや店員さんの雰囲気、トイレのキレイさなどは、それぞれのお店で違いますから、その日の気分に合わせて日高屋を選んでいます。日高屋だけでハシゴすることだってできますよ。ルートは無限にあります。……あっ、お酒また頼んでもいいですか? レモンサワーでお願いします。「飲みすぎない」と「飲む楽しさ」のギリギリを探る――『こづかい万歳』読者のあいだで、ストロングの水割りも「斬新すぎる」と話題になりました。こづかい万歳の妻 あくまでコスパを考えた結果なので、とても飲めたものじゃないという人もいると思います(笑)。私、お酒に関しては博愛主義なんです。おいしいお酒はもちろんおいしいけど、ほかの人にとっては微妙なお酒だって私にとっては悪くない。 家計のことを考えて焼酎を割って飲むことが多いですが、ビールもワインも日本酒もなんでも好きです。スーパーに398円くらいのワインがあるじゃないですか。あれもオレンジジュースで割ってよく飲みますよ。 アルコール4~5%くらいでレモンっぽい風味があって炭酸っぽかったらもう満足なんですよ。喫茶店で出てくる、輪切りのレモンが入ったお水って馴染みますよね。あれに程よくアルコールが入っていたらうれしいですよね。だから、ストロングの水割りです。――わかるような、わからないような……。あっ、残り少なくなったレモンサワーに水と氷を足している!こづかい万歳の妻 ふふふ(笑)。お酒が卓上にない時間帯が好きじゃないんですよ。常に何かグラスを並べておきたい。それに、こういうので飲んでいれば、酔ってもたかが知れています。 上の子は8歳、下の子は幼稚園の年中になりました。赤ん坊の頃より楽になったとはいえ、やっぱり子供のことを考えると、ベロベロになるまで飲むのは難しいですからね。「飲みすぎない」と「飲む楽しさ」のギリギリを探る作業をずっと続けています。たまに思うんですけど、私の飲み方ってたぶん“ガラパゴス化”しているんですよ。「飲みのガラパゴス化」――ガラパゴス化?こづかい万歳の妻 閉ざされた地域って、独自の文化が発達していたりするじゃないですか。きっと私の酒って、それなんだろうなと。「家の中でいかにして楽しく飲むか」という条件下で、いろいろなアレンジが生まれているんです。――なるほど……。となると、お子さんがもう少し大きくなってくると、飲み方もまた変わりそうですね。こづかい万歳の妻 そうですね。宅飲みが中心とはいえ、子どもを夫に預けてハシゴできる日も少しずつ増えてきました。下の子も小学校に上がったりすれば、さらに気軽に外に飲みに行けるようになるのかもしれません。その日が今から楽しみです。「カルピスくらい自由に飲ませてくれよ!!」いつもは優しい漫画家の夫(45)が「酒ばかり飲む妻」に突然キレた理由 へ続く(原田イチボ@HEW)
さらに「柔らか青豆の温サラダ」など小皿をもうひとつ注文してもいいですが、ここで炭水化物を頼むのは控えておきます。シメの日高屋でラーメンを食べたいですから。
――最後は日高屋なんですね。
こづかい万歳の妻 ハシゴ飲みできる機会は貴重なので、事前にしっかりイメトレをしておきます。
私たち一家は埼玉に住んでいるんですが、日高屋って本社が埼玉にあるんですよ。だから県内は、普通の日高屋の店舗だけでなく、「焼鳥日高」とか「来来軒」など系列のお店も充実しています。
それに一口に「日高屋」といっても、お店の広さや店員さんの雰囲気、トイレのキレイさなどは、それぞれのお店で違いますから、その日の気分に合わせて日高屋を選んでいます。日高屋だけでハシゴすることだってできますよ。ルートは無限にあります。……あっ、お酒また頼んでもいいですか? レモンサワーでお願いします。
――『こづかい万歳』読者のあいだで、ストロングの水割りも「斬新すぎる」と話題になりました。
こづかい万歳の妻 あくまでコスパを考えた結果なので、とても飲めたものじゃないという人もいると思います(笑)。私、お酒に関しては博愛主義なんです。おいしいお酒はもちろんおいしいけど、ほかの人にとっては微妙なお酒だって私にとっては悪くない。
家計のことを考えて焼酎を割って飲むことが多いですが、ビールもワインも日本酒もなんでも好きです。スーパーに398円くらいのワインがあるじゃないですか。あれもオレンジジュースで割ってよく飲みますよ。 アルコール4~5%くらいでレモンっぽい風味があって炭酸っぽかったらもう満足なんですよ。喫茶店で出てくる、輪切りのレモンが入ったお水って馴染みますよね。あれに程よくアルコールが入っていたらうれしいですよね。だから、ストロングの水割りです。――わかるような、わからないような……。あっ、残り少なくなったレモンサワーに水と氷を足している!こづかい万歳の妻 ふふふ(笑)。お酒が卓上にない時間帯が好きじゃないんですよ。常に何かグラスを並べておきたい。それに、こういうので飲んでいれば、酔ってもたかが知れています。 上の子は8歳、下の子は幼稚園の年中になりました。赤ん坊の頃より楽になったとはいえ、やっぱり子供のことを考えると、ベロベロになるまで飲むのは難しいですからね。「飲みすぎない」と「飲む楽しさ」のギリギリを探る作業をずっと続けています。たまに思うんですけど、私の飲み方ってたぶん“ガラパゴス化”しているんですよ。「飲みのガラパゴス化」――ガラパゴス化?こづかい万歳の妻 閉ざされた地域って、独自の文化が発達していたりするじゃないですか。きっと私の酒って、それなんだろうなと。「家の中でいかにして楽しく飲むか」という条件下で、いろいろなアレンジが生まれているんです。――なるほど……。となると、お子さんがもう少し大きくなってくると、飲み方もまた変わりそうですね。こづかい万歳の妻 そうですね。宅飲みが中心とはいえ、子どもを夫に預けてハシゴできる日も少しずつ増えてきました。下の子も小学校に上がったりすれば、さらに気軽に外に飲みに行けるようになるのかもしれません。その日が今から楽しみです。「カルピスくらい自由に飲ませてくれよ!!」いつもは優しい漫画家の夫(45)が「酒ばかり飲む妻」に突然キレた理由 へ続く(原田イチボ@HEW)
家計のことを考えて焼酎を割って飲むことが多いですが、ビールもワインも日本酒もなんでも好きです。スーパーに398円くらいのワインがあるじゃないですか。あれもオレンジジュースで割ってよく飲みますよ。
アルコール4~5%くらいでレモンっぽい風味があって炭酸っぽかったらもう満足なんですよ。喫茶店で出てくる、輪切りのレモンが入ったお水って馴染みますよね。あれに程よくアルコールが入っていたらうれしいですよね。だから、ストロングの水割りです。
――わかるような、わからないような……。あっ、残り少なくなったレモンサワーに水と氷を足している!
こづかい万歳の妻 ふふふ(笑)。お酒が卓上にない時間帯が好きじゃないんですよ。常に何かグラスを並べておきたい。それに、こういうので飲んでいれば、酔ってもたかが知れています。
上の子は8歳、下の子は幼稚園の年中になりました。赤ん坊の頃より楽になったとはいえ、やっぱり子供のことを考えると、ベロベロになるまで飲むのは難しいですからね。「飲みすぎない」と「飲む楽しさ」のギリギリを探る作業をずっと続けています。たまに思うんですけど、私の飲み方ってたぶん“ガラパゴス化”しているんですよ。
――ガラパゴス化?
こづかい万歳の妻 閉ざされた地域って、独自の文化が発達していたりするじゃないですか。きっと私の酒って、それなんだろうなと。「家の中でいかにして楽しく飲むか」という条件下で、いろいろなアレンジが生まれているんです。
――なるほど……。となると、お子さんがもう少し大きくなってくると、飲み方もまた変わりそうですね。
こづかい万歳の妻 そうですね。宅飲みが中心とはいえ、子どもを夫に預けてハシゴできる日も少しずつ増えてきました。下の子も小学校に上がったりすれば、さらに気軽に外に飲みに行けるようになるのかもしれません。その日が今から楽しみです。
「カルピスくらい自由に飲ませてくれよ!!」いつもは優しい漫画家の夫(45)が「酒ばかり飲む妻」に突然キレた理由 へ続く
(原田イチボ@HEW)