新潟市中央区の湖桜(こざくら)保育園で2021年、前園長の女性が園児の顔に水をかけて指示に従わせようとした問題で、前園長が暴行罪で略式起訴され、新潟簡裁から罰金10万円の略式命令を受けていたことが28日、市などへの取材で分かった。
市保育課や同園によると、前園長は同年9月、水遊びをしていた園児に対し、指示に従わせようとしてホースの水を顔にかけた。前園長は同12月に退職した。
保護者が県警に被害を相談し、刑事事件として立件。前園長は今年8月、園児への暴行罪で罰金10万円の略式命令を受けたという。
また、同課によると、同園では18年1月に別の園児が両耳付近を負傷。女性保育士が園児の耳付近をつかんだ疑いがあるとして傷害容疑で書類送検されたが、不起訴となった。女性保育士は19年3月に退職した。同課は「問題ある事案が繰り返し起きたことを重く受け止めている」とコメントした。