重い心臓病を患い、募金で米国での心臓移植の手術費用を集めた神奈川県葉山町の森木花(きか)ちゃん(4)と両親らが9日、県庁で記者会見し、5月に受けた手術の成功を報告した。両親は「危機を乗り越え、奇跡を重ねて、この日を迎えられた」と述べ、支援者に謝意を示した。術後の経過は良好で、日に日にできることが増えているという。
天下一品好き 心臓病の小4力作「神様」も感銘 木花ちゃんは1歳4カ月で拡張型心筋症と診断された。有志で作る「きかちゃんを救う会」が2021年6月から10月まで募金活動を行い、手術や渡航の費用計約3億5800万円を集めた。この年の11月に渡米し、今年5月に米国の病院で移植手術を受けた。術後の経過観察を終え、8月29日に帰国した。 木花ちゃんは記者会見で、得意のジャンプを披露。また「絵を描くことが好き」とはにかんだような笑顔を見せた。父の賢吾さん(42)は「いただいた命を大切に守りたい」と語り、母の理恵子さん(47)は木花ちゃんの様子について「(新しい)生活に目を輝かせている」と喜んだ。【岡正勝】
木花ちゃんは1歳4カ月で拡張型心筋症と診断された。有志で作る「きかちゃんを救う会」が2021年6月から10月まで募金活動を行い、手術や渡航の費用計約3億5800万円を集めた。この年の11月に渡米し、今年5月に米国の病院で移植手術を受けた。術後の経過観察を終え、8月29日に帰国した。
木花ちゃんは記者会見で、得意のジャンプを披露。また「絵を描くことが好き」とはにかんだような笑顔を見せた。父の賢吾さん(42)は「いただいた命を大切に守りたい」と語り、母の理恵子さん(47)は木花ちゃんの様子について「(新しい)生活に目を輝かせている」と喜んだ。【岡正勝】