安倍元総理の国葬をめぐり、きょう、各地で反対するデモが行われました。一方、首都圏の知事は出席に前向きな考えを示しています。
新宿駅前では、先ほど午後5時から、女性たちの団体が主催した国葬に反対する集会が開かれました。
デモの参加者「“モリカケ桜”とか、日本全部が哀悼の意ではないから勝手にやりたい人がやったらいい」
新潟市パレード「国葬しないで福祉にまわせ」
新潟市では、国葬反対のパレードが行われ、安倍元総理と旧統一教会の関係などを批判しました。
パレード参加者「統一教会と深く関わってきた安倍元首相の国葬は中止すべきであります。国葬は統一教会に再びお墨付きを与えかねません」
一方で、こんな声も。
「私自身は賛成なんですけれども…歴代で最長の首相ということだったので、そこで評価した点ではあります」
高知市では、およそ50人が集会に参加。“国民のために使われるべきお金を国葬に費やすのは、やめてほしい”などと訴えました。
集会参加者「私たち国民がどのくらいしんどい思いをしてきたか、その(安倍元総理の在職)8年8か月だったのでは。だから国葬にはノーです」
大分市でも。
国葬反対集会「閣議決定いますぐ撤回」
集会参加者「内閣の閣議決定だけで国葬を決めてしまうことが、あまりにもやっぱり無茶だと」
一方、首都圏の知事らは、国葬出席に前向きな考えを示しています。
小池百合子都知事(きのう)「(安倍元総理の)これまでの功績について多としたい。ご案内いただければ、参加をしていきたいという意向」
千葉県熊谷俊人知事(おととい)「国から招待があれば、粛々と出席をしたい。県庁でも半旗を掲揚していきます」