27日放送のテレビ朝日系「中居正広のキャスターな会」(土曜・正午)では、岸田文雄首相が新型コロナ対策をめぐり、医療機関や保健所の負担を軽減するため、感染者の全数把握を見直す方針を明らかにしたことなど「ウイズ・コロナ」の現状について特集した。
先週、今週の2週間にわたって欧州を訪問していたという社会学者・古市憲寿氏は「同じ2022年の8月とは思えなかったです。今の日本と同じ時間が流れているとは思えなかった。1年も2年も違うくらい全然違う雰囲気でした。街中でマスクをしている人は『ウォーリーを探せ』くらい(見つけるのが)難しくて、まず見かけなかった。屋内で高齢者の方がマスクをしているのはありましたけど、ほぼ日常でした」とまず欧州の現状をリポート。
「日本は高齢化率トップだから(コロナ対策が)厳しくなっちゃうんだけど、欧州でも高齢化率高い国があるんですね。でも、かかるべき人がかかっちゃった状態。アメリカやヨーロッパは2020年頃は被害がひどかったわけじゃないですか。その頃にバーッとかかっちゃった人が増えて、ワクチン(接種)も増えて、それで免疫ができたとなると…。日本って、ここまでうまくやってきたとなると、まだ、かかった人が少ないじゃないですか? だから、心配なのはダラダラとこの状態が続いちゃうんじゃないかっていう…」と話すと、「別にヨーロッパやアメリカが成功例とは言わないけど、かかっちゃった人が多い分だけ逆に日常に戻りやすいっていう。どっちがいいかって言うと難しいですよね。バーッとかかって亡くなった人も多いアメリカ、ヨーロッパと、ずっと(死者数など)低空飛行でやってきた分だけ中々(様々な規制を)終えられない日本と。日本はこれから終わり方が他の国より難しいかなと思います」と続けていた。