ガラス会社大手AGCの茨城県神栖市にある工場で、塩酸1200トン以上がタンクから漏れた事故で、AGCはきょう謝罪のコメントを発表しました。
この事故はおととい朝、AGCの神栖市にある鹿島工場内で、タンクに貯蔵していた塩酸およそ1228トンが漏れ出したもので、塩酸の一部は工場近くの海に流出しました。
AGCによりますと、塩酸が漏れ出したタンクの底は穴があいていて、原因については調査中だということです。
近隣住民「(塩酸が)流れれば非常に怖いよね。何か被害があれば、対策を考えてもらわないと」
この事故で、周辺の住民に外出を控えるよう呼びかけられたほか、従業員3人がのどの痛みを訴えました。
AGCはきょう、「多大なご迷惑をおかけし深くお詫びする」などとするコメントを発表、再発防止に努めるとしています。