「孫がパパ活をやっているかもしれない…」探偵に“子どもの調査”を依頼する保護者が増えているワケ から続く
「意外と多いのが、ドライブレコーダーです。顔こそ映っていませんが、浮気相手と行った場所が、履歴にまるまる残っている」
【画像】ビルの影に隠れ、浮気相手を鋭く見つめる探偵 小沢さん(写真9枚)
これまで手掛けてきた浮気調査は800件以上。SNSでも注目を集める探偵 小沢氏に「浮気がバレる人・バレない人」の特徴を聞いた。(全3回の3回目/#1、#2を読む)
浮気がバレる人の特徴とは? 写真はイメージです iStock.com
◆◆◆
――浮気がバレやすい人の特徴はなんですか?
探偵 小沢さん(以下、小沢) はっきり言って、世間をナメている。その一言に尽きますね。僕らに調査を依頼される浮気は、あくまで氷山の一角。つまり世間には、まだ表沙汰になっていない浮気が数多くあるはずなんです。
依頼者も感づいているわけですし、僕らが追っているような対象者は、浮気をする人の中でも二流に過ぎません。
――な、なるほど。でも確かに、感づかれるほど浮気のにおいを残しているわけですから、そういった人たちは詰めが甘いのかもしれませんね。
小沢 バレやすい時点で、世の中をナメているし、相手にも優しくない。もっと言ってしまえば、誠意が足りていないんです。 別にこれは浮気を推奨するわけではまったくありませんが、やるんだったら墓場まで持っていくぐらいの覚悟を持つべきです。そうじゃないと、人を傷つける不幸な結果にしかならない。なぜ浮気はバレてしまうのか?――何がきっかけで浮気はバレますか?小沢 やはり最近はスマホが多いですね。意外とみなさん脇が甘いんですよ。入浴中に、ロックがかかる前のスマホを見られたり、メッセージの通知画面からバレるというのは日常茶飯事。 使わなくなったタブレットを子どもに譲った後、削除し忘れたメールアプリを子どもが見て、バレてしまったというケースもあります。あとはパソコンの予測変換や履歴で浮気がバレてしまったり。パソコンやスマホなどの機器は、情報の宝庫ですね。――スマホ以外で、浮気がバレることは?小沢 意外と多いのが、ドライブレコーダーです。顔こそ映っていませんが、浮気相手と行った場所が、履歴にまるまる残っている。そんなのいちいちチェックしないじゃないですか。あと、浮気の証拠を見つけた子どもが母親に「お父さん、女の人と会ってるよ」と漏らしたり。「浮気をされやすいタイプ」の女性も…――浮気をされやすい人もいるわけですか?小沢 います。「うちの旦那は浮気なんて絶対しません」「だって、全然モテないし」と思い込んでいる女性のほうが、されやすい傾向にありますね。――信頼と軽視は表裏一体というか。小沢 そこには奥さんの「信じているからね」というニュアンスが含まれていますよね。うちの旦那はモテないよと言いつつも、大切なパートナーであることは間違いない。特に根拠はないけれど、ただただ「信じていれば大丈夫」と自分に言い聞かせている人もいるのでは。でも、残念ながら、信頼するだけでは浮気を防げません。 これまで浮気をした方もたくさん見てきましたが、容姿は関係ありません。依頼者が素敵であっても、なぜか浮気は起きてしまうのです。ちょっと変わった「不倫の終わらせ方」――そこまで浮気が多いと、別れてしまう依頼者も多そうですね……。小沢 過去にはこんな変わった依頼もありました。依頼者はW不倫中の女性の既婚者。指定の時間に不倫相手の男性とホテルに行くので、現場の様子を録画してほしいと言うわけです。 どうやら依頼者は、もう別れたかった様子。でも別れる踏ん切りがつかなかったし、穏便に済ましたかったので、僕に依頼して一芝居打つことにしたわけです。彼女は不倫相手に「ヤバい、旦那に探偵をつけられて、証拠を撮られちゃった」と録画した映像を突きつけました。――不倫を清算するために、あえて映像を撮らせたと。小沢 不倫相手が、結構ジメジメしたストーカー気質な人間だったようです。裁判にまで発展したら当然、慰謝料の話も出るから、これを機に別れましょうという理屈です。探偵をそんなふうに利用する方もいましたね。 浮気現場を収録したあと、またその数時間後にその人と会うんだと思うと、不思議な気持ちになりました。不倫相手と別れた後、一緒に動画を確認しながら「あぁ、いい画が撮れていますねー」と依頼者もノリノリで。その後、穏便に関係解消できたと喜びの報告をもらったときはホッとしましたね。写真=山元茂樹/文藝春秋(吉河 未布)
小沢 バレやすい時点で、世の中をナメているし、相手にも優しくない。もっと言ってしまえば、誠意が足りていないんです。
別にこれは浮気を推奨するわけではまったくありませんが、やるんだったら墓場まで持っていくぐらいの覚悟を持つべきです。そうじゃないと、人を傷つける不幸な結果にしかならない。
――何がきっかけで浮気はバレますか?
小沢 やはり最近はスマホが多いですね。意外とみなさん脇が甘いんですよ。入浴中に、ロックがかかる前のスマホを見られたり、メッセージの通知画面からバレるというのは日常茶飯事。
使わなくなったタブレットを子どもに譲った後、削除し忘れたメールアプリを子どもが見て、バレてしまったというケースもあります。あとはパソコンの予測変換や履歴で浮気がバレてしまったり。パソコンやスマホなどの機器は、情報の宝庫ですね。
――スマホ以外で、浮気がバレることは?
小沢 意外と多いのが、ドライブレコーダーです。顔こそ映っていませんが、浮気相手と行った場所が、履歴にまるまる残っている。そんなのいちいちチェックしないじゃないですか。あと、浮気の証拠を見つけた子どもが母親に「お父さん、女の人と会ってるよ」と漏らしたり。
――浮気をされやすい人もいるわけですか?
小沢 います。「うちの旦那は浮気なんて絶対しません」「だって、全然モテないし」と思い込んでいる女性のほうが、されやすい傾向にありますね。
――信頼と軽視は表裏一体というか。小沢 そこには奥さんの「信じているからね」というニュアンスが含まれていますよね。うちの旦那はモテないよと言いつつも、大切なパートナーであることは間違いない。特に根拠はないけれど、ただただ「信じていれば大丈夫」と自分に言い聞かせている人もいるのでは。でも、残念ながら、信頼するだけでは浮気を防げません。 これまで浮気をした方もたくさん見てきましたが、容姿は関係ありません。依頼者が素敵であっても、なぜか浮気は起きてしまうのです。ちょっと変わった「不倫の終わらせ方」――そこまで浮気が多いと、別れてしまう依頼者も多そうですね……。小沢 過去にはこんな変わった依頼もありました。依頼者はW不倫中の女性の既婚者。指定の時間に不倫相手の男性とホテルに行くので、現場の様子を録画してほしいと言うわけです。 どうやら依頼者は、もう別れたかった様子。でも別れる踏ん切りがつかなかったし、穏便に済ましたかったので、僕に依頼して一芝居打つことにしたわけです。彼女は不倫相手に「ヤバい、旦那に探偵をつけられて、証拠を撮られちゃった」と録画した映像を突きつけました。――不倫を清算するために、あえて映像を撮らせたと。小沢 不倫相手が、結構ジメジメしたストーカー気質な人間だったようです。裁判にまで発展したら当然、慰謝料の話も出るから、これを機に別れましょうという理屈です。探偵をそんなふうに利用する方もいましたね。 浮気現場を収録したあと、またその数時間後にその人と会うんだと思うと、不思議な気持ちになりました。不倫相手と別れた後、一緒に動画を確認しながら「あぁ、いい画が撮れていますねー」と依頼者もノリノリで。その後、穏便に関係解消できたと喜びの報告をもらったときはホッとしましたね。写真=山元茂樹/文藝春秋(吉河 未布)
――信頼と軽視は表裏一体というか。
小沢 そこには奥さんの「信じているからね」というニュアンスが含まれていますよね。うちの旦那はモテないよと言いつつも、大切なパートナーであることは間違いない。特に根拠はないけれど、ただただ「信じていれば大丈夫」と自分に言い聞かせている人もいるのでは。でも、残念ながら、信頼するだけでは浮気を防げません。
これまで浮気をした方もたくさん見てきましたが、容姿は関係ありません。依頼者が素敵であっても、なぜか浮気は起きてしまうのです。
――そこまで浮気が多いと、別れてしまう依頼者も多そうですね……。
小沢 過去にはこんな変わった依頼もありました。依頼者はW不倫中の女性の既婚者。指定の時間に不倫相手の男性とホテルに行くので、現場の様子を録画してほしいと言うわけです。
どうやら依頼者は、もう別れたかった様子。でも別れる踏ん切りがつかなかったし、穏便に済ましたかったので、僕に依頼して一芝居打つことにしたわけです。彼女は不倫相手に「ヤバい、旦那に探偵をつけられて、証拠を撮られちゃった」と録画した映像を突きつけました。
――不倫を清算するために、あえて映像を撮らせたと。
小沢 不倫相手が、結構ジメジメしたストーカー気質な人間だったようです。裁判にまで発展したら当然、慰謝料の話も出るから、これを機に別れましょうという理屈です。探偵をそんなふうに利用する方もいましたね。
浮気現場を収録したあと、またその数時間後にその人と会うんだと思うと、不思議な気持ちになりました。不倫相手と別れた後、一緒に動画を確認しながら「あぁ、いい画が撮れていますねー」と依頼者もノリノリで。その後、穏便に関係解消できたと喜びの報告をもらったときはホッとしましたね。写真=山元茂樹/文藝春秋(吉河 未布)
浮気現場を収録したあと、またその数時間後にその人と会うんだと思うと、不思議な気持ちになりました。不倫相手と別れた後、一緒に動画を確認しながら「あぁ、いい画が撮れていますねー」と依頼者もノリノリで。その後、穏便に関係解消できたと喜びの報告をもらったときはホッとしましたね。
写真=山元茂樹/文藝春秋(吉河 未布)
(吉河 未布)