強い台風11号は、暴風域を伴いながら小笠原付近を西へ進んでいます。31日になると、与論の南東およそ270キロを中心とする予報円へ。さらに少し南の方へ進路を取り、9月に入ると沖縄の南海上を中心とする予報円に入り、スピードもかなり落ちる見込みです。
3日土曜日の予報円の直径は1300キロぐらいあり、3日の時点で奄美付近にあるのか、フィリピンの近くにあるのか、それだけ予想のぶれが大きいということを示しています。台風11号の勢力は、31日には「非常に強い台風」になる見込みです。
9月2日金曜・3日土曜と、中心の気圧は935ヘクトパスカルと強まり北に進路を変えると予想されています。奄美地方では31日以降、波浪警報級の高波に注意が必要です。
また、動きが遅く、影響が長引くおそれもあります。秋雨前線と合わせ大雨が降る可能性があります。事前に備えをしておくとともに、最新情報に引き続きご注意ください。
(2022/08/29 21:50)