朝日生命保険は9日までに、秋田支社に勤務していた50代の女性元職員が「利率の良い保険がある」などとうその説明をして、顧客から計約6900万円をだまし取っていたと発表した。同社は被害額を弁済した。女性は詐取発覚後に亡くなったという。
朝日生命によると、女性は2016年3月以降、約50回にわたり13世帯の顧客に対し「休眠資金に利息が付く」などとうその説明をして計約6900万円を現金でだまし取っていた。
女性は21年11月、書類の偽造や顧客への虚偽説明などを理由に懲戒解雇されていた。女性は不正をおおむね認めていたが、その後死亡。同社は県警に相談しているという。