男は、友人とスーパーで買い物をしていた女子高生を見つけると尾行を始めた。後をつけること約500m。女子高生が自宅マンションの駐輪場で乗っていた自転車をとめると、男は彼女の右肩をつかみ転倒させた――。
11月6日、警視庁小松川署は強盗未遂の疑いで江戸川区に住む会社員・角間幸雄容疑者(51)を逮捕した。女子高生Aさんを引き倒し、着ていた制服のスカートやベストを脱がせ奪おうとしたという。
「事件が起きたのは、今年9月30日の夜8時ごろです。Aさんは江戸川区内のスーパーで、友人と買い物をしていました。角間容疑者はAさんの姿を確認すると後を尾行。駐輪場に自転車をとめたAさんが振り向きざま、彼女を引き寄せ前のめりに倒したそうです。
角間容疑者はAさんに襲いかかり、スカートを脱がせようとします。しかしAさんは激しく抵抗。角間容疑者は、そのまま逃走しました。自宅に戻ったAさんは家族に相談し、その日のうちに110番通報します。制服は破れていましたが、Aさんにケガはなかったようです」(全国紙社会部記者)
防犯カメラの映像などから、捜査線上に角間容疑者が浮上。警察が家宅捜査すると、驚きの光景が広がっていたという。
「部屋が女子高生の制服やスカート、下着で溢れていたんです。その数は数百点にのぼります。中にはマネキンに着させ、丁寧にディスプレイされている制服もあったとか」(同前)
角間容疑者が逮捕されたのは、今回が初めてではない。
「12年3月には、当時住んでいた新潟県柏崎市内の路上で、帰宅途中の若い女性を背後から突き飛ばし履いていたスカートを強奪したんです。女性が顔に打撲などのケガを負ったことから、角間容疑者は新潟県警捜査1課に強盗致傷の疑いで逮捕されました。『間違いありません』と容疑を認め謝罪。角間容疑者は、13年2月に懲役6年の実刑判決を受けました」(同前)
今回の事件でも、角間容疑者は犯行を認めている。
「警察には犯行動機について、こう供述しているそうです。『女子高生を見て着ているスカートが欲しくなった。若い女性のスカートの匂いが好きです』と。自宅にあった大量の制服については、『ネットを通じて購入した』と説明しています」(同前)
警察は、角間容疑者に余罪があるとみて捜査を進めている。