神戸市中央区の神戸どうぶつ王国で、モルモットに似た外見で「砂漠の妖精」と呼ばれる動物「グンディ」の赤ちゃん1匹が誕生し、愛らしい姿が来園者の人気を集めている。
グンディはげっ歯目で、北アフリカの砂漠などに群れで生息。1月に埼玉県内の動物園から種の保存のために成獣9匹を譲り受け、神戸での繁殖は3例目で、飼育数は13匹になった。西日本の動物園で飼育しているのは、神戸だけだという。
赤ちゃんは今月24日に誕生。27日から公開されている。体長約9センチで、砂漠の環境を再現した展示場で、母親のおなかの下に潜り込んで母乳を飲み、他の個体の背中に乗ったり鼻をくっつけたりする姿が見られる。飼育員は「グンディは成長が早いので、今しか見られない赤ちゃんの姿や親子の様子を見に来て」と話す。問い合わせは神戸どうぶつ王国(078・302・8899)。