NHK「日曜討論」で自民党の茂木敏充幹事長が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る問題で、共産党の小池晃書記局長、れいわ新選組の高井崇志幹事長と激しくやりあった。 与野党の幹事長クラスによる旧統一教会と政治との関係をテーマにした討論で、茂木氏は「今後、一切関係を持たない」として、党としての組織的関与はなかったと従来の説明を繰り返した。
これに納得がいかないのは共産党の小池氏とれいわの高井氏だ。小池氏は「これまでの関係のどこに問題があって、どこを反省しているかが語られていない。安倍元首相をなぜ調査しないのか?」とかみつけば、高井氏は「国会だけでなく地方議員にも入り込んで、政策がゆがめられている」と追及した。
茂木氏は「政策がゆがめられたというのなら具体例を出してください」と高井氏に反論。高井氏は「条例や反LGBTとか反夫婦別姓という家庭の問題、それは旧統一教会の政策です」と返すと茂木氏は「自民党の議員が動いたのならそうだというを出してください。話にならない」と取り合わなかった。
また宗教法人に限らず反社会的な団体への規制がテーマになった際に茂木氏は「小池さん、いろいろおっしゃるが、左翼的な過激団体と共産党の関係はずっといわれてきた。全く調べないのも問題だと思いますよ」とチクリ。
これに小池氏は憤然とし、「全く関係ありません。公共の電波を使って、自民党の幹事長が全く事実無根の話をしないでください。撤回してください。過激な団体といつ共産党は関係持ちましたか? 我々は最も厳しく対処してきた政党です」と反論したが、茂木氏からの回答はなかった。