民間放送連盟の定例会長会見が１８日、都内で行われ、遠藤龍之介会長（６６）は、米動画配信大手のネットフリックスが今月から広告付き低価格プランを始めたことに関して言及。「民放の話をすると、放送局側が意図しないＣＭがコンテンツと一緒に流れるというのは非常に大きな問題。さまざまな問題が発生し、民放各局は対応に追われている」と弊害を挙げ苦言を呈した。
今回のプランに関しては、公共放送のＮＨＫの番組にも広告が表示されることで同局が配信停止を求めるなど、波紋を呼んでいる。遠藤会長は「ネットフリックスさんから放送事業者さんに十分にご説明や調整がなかったのが大きな原因」とサービス開始前の事前説明が不十分だったことを問題視し、「大変唐突で、進め方が強引だったなという印象を持っている。大変残念であり、不快に思っている」と語った。