4月5日、栃木・宇都宮市のグッズショップで目撃されたのは、絶版でプレミアのついたプラモデルを奪った男が、追いかけてきた店員の胸の骨を折るなどして逃走した強盗事件。
「イット!」の取材に、全治1カ月のけがをした店員が、その恐怖を語った。
強盗事件が起きたのは、漫画やおもちゃなどを扱うコレクターズアイテムの専門店「まんだらけ宇都宮店」。
まんだらけ宇都宮店・副店長:カッターナイフのようなもので、（防犯用の）こちらのテープを切り取って、こちら（商品棚）から3点商品を持って逃げました。
奪われたのは、現在一般の玩具店には出回っていない絶版のプラモデル3点、あわせて3万円相当。
その強盗の一部始終をカメラが「モクゲキ!」していた。
閉店間近の午後7時半ごろ、青いキャップに黒いダウン姿の男が店に侵入した。
一番近い商品棚の前にしゃがみ込むと、あたりを警戒しながら商品を物色、そして刃物のようなものを取り出し、商品につけられた万引き防止の防犯タグを切り落としたのだ。
まんだらけ宇都宮店・副店長:セキュリティーが入ってたら発報してしまうっていうのも知ってて、すぐに（カッターで）切って出られてたので、かなり計画的な犯行だったと思います。
男は、店に入ってからわずか3分で、商品を抱えたまま、店の外へと逃走した。
異変に気がついたスタッフは…。
けがをした店員:防犯カメラを確認して特徴をとらえてから、周りのお店に行ってないか見に行ったんですね。
店員が外に男がいないか確認すると、すぐ近くで特徴が一致する男を発見した。
けがをした店員:自転車の横に2個ほど大きなバッグを置いて、まさに乗って帰ろうとしてたのか。
店員が声をかけ、店に連れ戻そうとしたところ、
けがをした店員:「何なんだ、あんたは!」って言って暴れ始めて、取っ組み合いになって、自分が下になってしまって、相手が馬乗りというか、ひざでここを押さえつけて、こういう状態で。
店員は、逆上した男に胸の骨を折られるなどして、全治1カ月のけがをした。
男は、その場に商品を置いて逃げたというが、
けがをした店員:（犯人が持っていた）カッターとかが散らばって、それを見てかなりゾッとしまして…。はい。怖かったですね。
まんだらけは、警察へ被害届を出している。（「イット!」4月15日放送より）