星野リゾート、「旧奈良監獄」を高級ホテルに…「独房感残しつつラグジュアリーに」

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奈良市にある国の重要文化財「旧奈良監獄」が、2026年春に高級ホテルに生まれ変わる。
1908年に完成し、2017年まで少年刑務所として使われていた建物で、約500室あった独房を連結するなどして客室に改装する。旧奈良監獄の歴史を学べる施設も併設する予定だ。
星野リゾートが最高級ブランドの「星のや」として運営し、48の客室を設ける。延べ床面積は約1万平方メートルで、宿泊料金は未定とした。星野佳路(よしはる)代表は「『独房感』を残しつつ、ラグジュアリー(高級)な独特の雰囲気になる」としている。
旧奈良監獄は、明治政府が整備した5大監獄(奈良、千葉、長崎、鹿児島、金沢)の一つ。設備の老朽化などから廃止され、国が施設を所有したまま運営権を民間に売却する「コンセッション方式」でホテルとして再活用することが決まっていた。

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