自宅に火を付けた女、保険金狙いを否定…「夫を困らせたいと思った」

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自宅に火を付け、火災共済金を詐取しようとしたとして、現住建造物等放火、詐欺未遂などの罪に問われた松江市の無職野津雅子被告(50)の裁判員裁判の公判が11日、地裁(今井輝幸裁判長)であった。
野津被告は被告人質問で、2022年7月2日に自宅を全焼させたことについて、金銭管理などの話し合いにまともに応じなかった夫を困らせたいと思い、自宅の離れにある夫の部屋の椅子にかけてあった毛布に火を付けたと説明。「離れしか燃えないと思った」などと述べた。また、「火災保険を請求しようとはしていない」と話した。
起訴状によると、野津被告は火災共済金を詐取しようと、22年5月30日、自宅にあったゴミ袋内の新聞紙に火を付けてぼやを起こし、同7月2日には離れから木造2階建ての母屋に燃え広がらせて全焼させた、などとされる。

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