自民党女性局は22日、松川るい氏がフランス研修の様子を自身のSNSに投稿した問題などに関し、公式サイトで正式に謝罪文を掲載した。
タイトルは「女性局フランス研修について」として「今般のフランス研修につきまして、不適切な情報発信等により国民の皆様、党員の皆様の信頼を損なう事態となりました。ここに国民の皆様にあらためてお詫びを申し上げます。今後、女性局として、頂いている様々なご意見、ご批判を真摯に受け止め、地道に活動を積み重ねながら、信頼回復につとめる所存であります」とつづった。
永田町関係者は、今後の女性局や松川氏が女性局長を辞任した舞台裏について「松川氏の後任は置かないで、組織運動副部長の島尻安伊子氏が代行します。女性局が謝罪文を発表した舞台裏では、組織本部長の小渕優子氏が動きました。松川氏に女性局長辞任をうながしたとも言われています」と語った。
茂木敏充幹事長は党本部で開いた会見で、松川氏から「ひとつの区切りをつけたい」と女性局長の辞表が提出されたことを明かし、この日に受理したという。
「今回の件は国民、党員の信頼を損なうものだ。批判を真摯に受け止め、信頼回復に務めていきたい」(茂木氏)
一方、立憲民主党の岡田克也幹事長は松川氏が女性局長を辞任したことに「辞める、辞めないに関わらず(松川氏がフランスに同伴した自身の子どもを研修中に誰が見ていたのかなどを含め)説明責任をしっかり果たしていただきたい」と話し、女性局の幕引きムードにクギを刺した。