「“まさか”という状況…」屋外スケート場のリンクが一面『湖』に 季節外れの暖かさで氷が溶ける異常事態

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11月22日は暖かい1日となりました。週末は冷え込みが予想されていて、岐阜県郡上市でスキー場のオープンも予定されています。しかし、恵那市の「恵那スケート場」では真逆の“異常事態”が起きていました。
22日、名古屋の最高気温は16.9度でした。街中では、コートを脱ぐ人や腕まくりする人の姿も見られました。
街の人A:「少し日が当たって暖かいので、昨日よりは薄着です」街の人B:「日陰に行くと寒いけど、でも暑いかな」街の人C:「寒暖差がすごいよね。朝晩は寒いけど」しかしあす、名古屋の予想最高気温は14度と再び師走並みの寒さになるなど、週末は冷え込みが予想されています。
岐阜県郡上市の「鷲ヶ岳スキー場」では、コース幅を広げるなど雪の調節が行われ、23日のオープンに向けて準備が進められていました。11月中のオープンは7年ぶりです。
鷲ヶ岳スキー場の企画広報:「今シーズンに限っては、春夏の段階でラニーニャ現象の予想がたっておりましたので、冷え込むであろうという予想のもと、ちょっと期待の上で早くしようと春夏の段階で決まったところです。10月21日から作り始めたんですけれど、雪がどんどんしぼんでいく、かさが減っていく状況ではありました。造雪を追加でしているので、例年と比べても遜色ないかなと」
しかし、恵那市のスケートリンクでは…。(リポート)「スケートリンクのこの辺りを見ますと、色が変わってしまっています。暖冬の影響で、解けはじめているということです」岐阜県唯一の屋外スケート場「恵那スケート場」では、11月の季節外れの暑さで、異常事態が起きていました。
恵那スケート場の担当者:「昨日は一面水浸しでした。もう1周全部」21日も日中の温度が20度を超え、強い日差しが注いだため氷が解け、1周400メートルのリンクが一面“湖”に。こうした状態が連日続いているといいます。
恵那スケート場の担当者:「1日で最大5~6ミリ程度しか(氷の)厚さが増えていきませんので、昨日は本当に日差しが強くて1.5センチくらい解け、3日分が水の泡」安全に滑ることができる氷の厚さは「6センチ」。21日夜から22日朝にかけ、徹夜で氷を張りましたが、現在「4センチ」。22日に予定していたオープンを、12月1日に後ろ倒しする苦渋の決断をしました。
恵那スケート場の担当者:「オープン以来19年で初のことですので、まさかという状況になってしまいました。オープンを楽しみにしていたお客さんもみえますけど、これから気温が下がるということですので、12月1日にはオープンできると思いますので、ぜひ皆さんにご来場いただければと思います。お待ちしております」地元の高校生も残念がっていました。高校生:「やっぱり早く開いてほしいですよね」別の高校生:「異常気象が進んでしまうと、今まであったものがいつも通りできなくなってしまうことが増えてしまうので、あまりいいとは思いませんけど」

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