埼玉県は11日、八潮市で県道が陥没してトラックが転落した事故を受けて、1月28日から、県内12市町の約120万人に対して行ってきた下水道利用の自粛要請を12日正午に解除すると発表した。
上流域で行っている河川への緊急放流や応急措置として設置したバイパス管などで、陥没現場に流れ込む下水の流量を減らせると判断した。
県はトラック運転手の捜索の妨げになっていた下水の流量を減らすため、上流域の住民に洗濯の回数を減らしたり、風呂の残り湯を再利用したりして、排水を減らすよう呼びかけていた。自粛要請は15日間に及んだ。